Arch Enemy - Michael Amott スペシャルインタビュー

 

Summer Slaughter 2015のヘッドライナーを務めるArch Enemy。バンドの結成メンバーにして、日本のメタル界でも大きな存在であるギタリストMichael Amottにインタビューを慣行。ステージ入り直前にも関わらず時間を費やしてくれたMichaelとバンドのマネジメントには大感謝。お言葉に甘え、MichaelにSummer Slaughterのツアーメイト達との交友関係、前ヴォーカリストAngelaの現在そして復帰可能性、今年のLoud Parkに対する意気込み、そしてMichaelのもう一つのバンドSpiritual Beggarsについて質問をぶつけてきました。ライブレポートと共に楽しんで読んでくれれば幸いです。

 

 

あと二日でこのSummer Slaughterツアーも終了ですが、このツアーは新ギタリストJeff Loomisと初の北米ツアーですね。約一ヶ月間のツアーはどうでしたか?

Michael: とても良いよ。今回のツアーでは、他のバンド達がArch Enemyとは違ったメタルスタイルをプレイしてね、新たなファンを獲得する良いチャンスだと思っている。

 

Summer SlaughterツアーにはBorn Of OsirisやVeil Of Maya等近年力を付けて来た若手メタルバンドと一緒にツアーをしていますね。バックステージでは彼等と色々話し合ったり、ギター友情みたいな物もあるのですか?

Michael: いや、余り彼等とつるむ事はないね。Cattle Decapitationの奴等とは古い付き合いだから結構話したりするよ。それとオープニングバンドであるBeyond Creationとも仲が良いね。何故、彼等だけ仲が良いのかは分からないが、あの二つのバンドは一つのツアーバスをシェアしているからCattle Decapitationの奴等と話し合う内にBeyong Creationとも仲が良くなったのかもね。でもどのバンドとも友好的にやってるよ。

 

彼等の中にはArch Enemyを聴いて育ったメンバーも居るかもしれませんが、彼等から話掛けられたりとかも無いんですか?

Michael: いや彼等はArch Enemyを聴いてはきてないだろう。彼等はダンスミュージックやEDM音楽を聴いて来たんじゃないかな。

 

最新アルバムWar Eternalを発表して一年が過ぎましたが、現在の貴方から観てWar Eternalとはどういったアルバムになったのでしょうか?過去には前ヴォーカリストAngelaのデビュー作だったWages Of Sinの発表時と似たような物を感じましたか?

Michael: 確かにこのアルバムはバンドとしての新しいチャプターを形成させたアルバムと言ってもいいだろうね。そしてどこかWages Of Sinを発表した当時の感覚も蘇っているね。あの頃、日本では違ったがバンドは世界的に見ても小さなバンドだった。でもWages Of Sinがバンドを次のレベルに押し上げてくれ、それからはどんどんバンドの規模が拡大していったんだ。そしてWar Eternalも新たなヴォーカルを入れてのサプライズだったがファンが待ち望んでいたアルバムでもあった、そのバンドの立ち位置的な部分はWages Of Sinとは違うかな。確かに新たな道を示すアルバムとしてはワクワク感もあったと同時に本当にこのアルバムで行けるかという考えもあったね

 

ではアルバム発売前には少しの不安もあった?

いや不安でなくて、俺的にはこのアルバムは自分達の最高の物を作ったと思っていた。多くの時間を使って全ての曲をパーフェクトに仕上げたんだ、それこそ世界中の批評家を黙らせるくらいの物を作ったと思っていた。しかし、ファン達の感想だけは予想する事は出来ないからね。特にファンはヴォーカルチェンジを好まないし、彼等の元となる昔のアルバムと少しでも違うとバンドは変わったなんて言うからね。だけど俺達のヴォーカルチェンジはとてもユニークで、Alissaは本当に良く遣ってくれているしライブも今まで以上に力強くなれたと思っている。

 

Summer Slaughterツアー後、バンドは一度ヨーロッパに帰還、それから今度は日本のLoud Parkに出演します。貴方達はLoud ParkのUltimateステージのヘッドライナーであり、日本でも最大級のメタルフェスに二年連続でヘッドライナー出演の事実は凄過ぎますね。日本のあるメディアでは貴方の事を「Mr. Loud Park」と呼ぶ所も有るようですが、貴方にとって日本のLoud Parkとは何でしょうか?

Michael: Loud Parkは大好きだし、とても素晴らしいナンバー1なフェスだ。日本のメタル界には無くてはならない存在だとも思っているよ。長い間日本にはメタルのフェスは無かった。Beastフェスとかあったりはしたが、それも毎年続くものでは無かったしね。Loud Parkは毎年恒例の行事となりクリエイティブマンもメタルに熱心なスタッフが集まりビジネス的にも成功しているよね。それに毎回フェスに招待してくれるんだよ。一年以外は毎年行っているんだ(Carcass&Spiritual Beggarsで来日)。それに一回は俺的に行けない時期があって、その時は俺の弟のChristopherがLoud Parkにお世話になっているんだ(笑)。今回が9回目のLoud Parkだよ、来過ぎかな。日本が大好きだし、俺の音楽キャリアでも日本は特別な国なんだ。

 

Arch Enemyを始めた時、メタル業界は氷河期みたな状態だった。グランジムーブによってメタルには関心が持たれなかった。俺はスウェーデンにある小さなレーベルからデビュー作Black Earthを発表した。そのアルバムが日本に渡りToys FactoryのTetsu Miyamotoさんがこのバンドは日本で成功できると言ってくれ日本で販売し呼んでくれた事が全ての始まりだった。あの頃の日本のメタルはHelloween等のパワーメタル系が主流だった、そこにもっとヘビーな俺達が登場して変わっていったのさ。メロディックデスメタルを早くに日本に広める事が出来たバンドになったって訳さ。1997年にArch Enemyが初めて日本に来日した時予想を上回る歓迎を受けてね、とても忘れられないよ、兎に角日本とは深い繋がりがある事は間違い無いね。

 

そのLoud Parkには貴方の弟のChristopherもArmageddonとして出演予定になっていますね。と言う事は、Christopherとは日本で落ち合い飲みに行く予定もありますか?

Michael: 勿論、Christopherとは日本で楽しむつもりだよ。

 

因みに日本滞在時によく行くお店とかは有るんですか?

Michael: 毎回日本に来たら色んな場所へ行って見るけどね、ロックバーは結構移り変わりが激しいからね、最近ではダストドーム(店名間違っていたらご指摘下さい)に行くね。Loud Parkで日本に行くのが楽しみだよ、俺はChristopherを観る為二日間とも居るつもりだよ。

 

Christoherは二度脱退しましたが、お二人とも仲良くやっているそうで安心しました。日本では楽しくなりそうですね。では、前ヴォーカリストAngelaは現在バンドのマネジメントをやっているという事ですが?

Michael: そうだね。

 

彼女がバンドに帯同してツアーに付いて来るという事はあるんですか?また彼女がArch Enemyのステージで歌う可能性というものは今後あるのでしょうか?例えばゲスト共演的なものでもありますかね?

Michael: いや、彼女はドイツに帰っているんだ。俺と彼女は長い間カップルだった。結婚はしてなかったけど、長い間一緒に生活していた。しかし、その関係が終わり、彼女は出て行く事になりドイツに戻ったんだ。帰国して彼女はバンドのマネジメント業をする様になった。それ以前から彼女はArch Enemyのマネジメントを遣っていたからね、自分のバンドメイトの事を知っていた彼女はヴォーカル業と兼任して本当に良くやってくれた。だからその時の経験がある彼女にはマネジメント業は最も適した選択だった。

 

今後、彼女との共演については、俺からは必ずしもNOでは無いという所かな。ただ、彼女の方がヴォーカルに興味を失ってしまったのかもしれない。ツアーに行く事も、ステージでスクリームする事も余りやりたがらないかもしれない。彼女は長い間ヴォーカルとして頑張ってきたからね、今の彼女はちょっと遠い存在になったのかな、あの頃とは別の女性として頑張っているよ。

 

先日公開された貴方が出演したFull Metal Jackieとのインタビューにて、今後Nightwishとのウィンターツアーの後Arch Enemyのツアーを休止させると発言していますね。そしてArch Enemyの次回作のデモも二曲程出来上がっているとの事ですが、休止期間はArch Enemyのレコーディングですか?それとも貴方のもう一つのバンドSpiritual Beggarsに戻るのでしょうか?

Michael: このツアーが終わって一度帰国するけどその時はSpiritual Beggarsの新作を制作する為にスタジオ入りする予定だよ(笑)

 

最後の質問ですが、Spiritual Beggarsの新作、それともArch Enemyの新アルバム。先に出るのはどっちでしょうか?

Michael: 間違いなくSpiritual Beggarsの新譜が先に来るだろうね。俺にとってSpiritual Beggarsは小さなサイドプロジェクトだが、それでも常にあのバンドの作品にはエキサイトしているんだ。

 

ということは、来年のLoud ParkにもSpiritual Beggarsとして出演する可能性もありますね。

Michael: そうだね、もしそうなったら10回目の出演になるな。(笑)

 

今回は貴重な時間を作ってくださりありがとうございます。ライブ頑張ってください、そして日本を楽しんできてください。

Michael: どうもありがとう。君も今夜のライブを是非楽しんでくれ。インタビューが掲載されたらツイッターに連絡してくれよ。(終)