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KornのJonathanがFollow The Leader中嫌いな曲を説明、またMetallicaメンバーと喧嘩しかけたエピソードを語る。

August 16、2018

1998年に発表し大ヒットとなったアルバムFollow The LeaderについてバンドのフロントマンJonathan Davisがラジオ番組のトークショーに出演し当時の裏話そしてアルバムについての思いを語りました。

 

Jonathan曰く、同作のレコーディング時にバンドは制作費以外に3ヶ月の酒代に約6万ドル(約600万円)、そして本人も全く清算していない事から未知数のお金がドラッグ購入目的で動いた事で、どれ程強烈な環境下で制作されていたかを説明。

 

またスタジオ内にはバンドメンバー以外のアーティスト達も常に出入りし、ポルノ女優達も入り乱交状態だった事も明かしています。オープニングトラックIt's On!のレコーディング時にて:
「あのレコーディング時は正にロックンロールな環境だったね。俺自身もコカインでハイ状態でヴォーカル録りして、俺の後ろには名前こそ言えないけど別のアーティストが自身の男性器をポルノ女優の娘に加えさせていたんだ。特にLimp BizkitのフロントマンFred Durstとラップ合戦の様になった曲All In the Family、そしてThe PharcydeのTre Hardsonをゲストに迎えたCameltosisでは映画Boogie Nightsの様な環境で、俺達全員酒とドラッグでぶっ飛んでいた。あの曲を録り終わった後は皆でこれは最強な曲になったぜとはしゃぎまくっていたけどね。曲Cameltosisなんて、俺は何を考えていたんだろうね。27歳でとんでもなく若かったんだろう。俺達はアルバムの20周年記念で全曲ライブを行うけど、あの二曲に関してはメンバー間で、”この曲はアホすぎるだろ、俺はプレイしたくないけど、お前等はどう思う?” と聞くとあいつ等も、”全くプレイしたくない”、とあの二曲はカットする事にしたのさ。俺だけでなくメンバー達もあのアルバム制作時はやり過ぎたと思っているのさ。大体何故Follow The Leaderというタイトルになったか知っているかい?あれはFieldy(b)が決めたんだよ。奴は当時とんでもなく態度が悪かったんだ。現在の彼は真逆の素敵な男になったけどね、でもあの当時のあいつはもう度を越えた悪だったよ。あいつはよく、”馬鹿ども、このリーダー様についてこい” なんて言っていたからアルバムタイトルに決めただけだよ。あのアルバムが大ヒットしたけど、その裏で起こっていた事は本当にとんでもない事だらけだったのには苦笑するしかないよね。」


曲Its On!: https://youtu.be/938oWfsIyIc
曲All In The Family: https://youtu.be/aEzmr3_Dmv8
曲Cameltosis: https://youtu.be/veGMJ8uxD3M

 

インタビューにてJonathanはバンドの歴代アルバムの中でベストとワーストアルバムについても聞かれています。
「俺の一番好きなKornアルバムはUntouchablesだね。あのアルバムには4百万ドル(約4億円)かけて制作されており、今となってはそこまでの膨大な製作費が出るわけがない。素晴らしい経験だったよ。殆どの製作費があのアルバムに関わった全てのクルー達に制作期間の二年半に渡って支払われていた経費だったんだ。今となってはとんでもない間違いだけど、素晴らしいプロデューサーMichael Beinhornとも一緒に仕事が出来てた訳で後悔は無いよ。あのアルバムこそメタルのAjaだと思っているんだ。 (注:AjaとはジャズロックSteely Danが1977年に発表し称賛を受けたアルバム)。兎に角音が良いし俺達が年月を掛けて制作した作品だ。逆にアルバムTake A Look In The Mirrorがワーストかな。あのアルバムはUntouchablesを制作した事で今度は自分達だけで年月を掛けて作ってみようとセルフプロデュースした作品なんだ。収録曲の内数曲は良い曲だよ、しかしアルバム全体の出来としては駄作だな。レコーディングは俺の自宅にあるスタジオで行ったけど俺達全員方向性が定まらずに制作してしまった感があってね。あのアルバムは兎に角俺自身の中では嫌いな作品だ。」

 

アルバムFollow The LeaderはKornにとっても大きなサウンドチェンジに挑んだ作品でもあり、別のインタビューにてJonathanは他の有名メタルバンド達のサウンドがソフトになる傾向についてどう思うか質問を受ける:
「俺達が最も影響を受けたメタルバンドはSepultureだね。でも俺達自身その他の偉大なメタルアーティスト達とは違った方向性のサウンドを持ったバンドだったから、こんな風なメタルサウンドはどうか、とか余り深く考えた事は無かったね。俺達はMetallicaやIron Maidenとは違っていたし、彼等とは距離を置いていた。Metallicaがサウンドチェンジした事も大して気にならなかったよ。昔Metallicaのツアーにサポートとして連れて行って貰った事があるんだけど、ツアー時に受けたインタビューで ”俺はMetallicaが男らしかった時代が好きだった” みたいな発言が切り取られてでかでかとタイトルみたいな感じで掲載されてね。俺は大失態を犯したと真っ青になったよ。案の定、Metallicaメンバーが俺の所にやってきて ”お前のこの糞な発言はどういう事?” みたいに喧嘩腰でやってきて、俺は兎に角 ”発言しました。すみません” て謝っていた。MetallicaのJames HetfieldやKirk Hammettが俺を睨みつけていてね。あのツアーはMetallicaとの初めてのツアーだっただけに最悪だったな。今では彼等の事は大好きだよ。当時は色んなバンド達がソフトな音楽性に転向していたけど今思うと彼等がそれをやってくれて本当に感謝しているんだ。俺達アーティストは同じ事の繰り返しは出来ればやりたくないんだ。でも彼等が率先してそういった環境を作ってくれたことに感謝しているよ。」

 

こちらからインタビューが聞けます: https://megaphone.link/JJW2860479770

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