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Linkin ParkのMikeがSlayerの曲Raining Bloodに助けられた思い出を語る。

November 27, 2018

Linkin ParkのMike ShinodaがインタビューにてSlayerの1986年に発表した代表作Reign In Bloodについて語りました。

 

SlayerとLinkin Parkはこれまでフェスで同日にプレイする事はあったもの、MikeはこれまでReign In Bloodを通して聴いた事が無く、今回インタビューの企画で初めて全ての曲を聴くことに。両バンドは一緒にツアーをする事や個人的な付き合いがあった事は無く、Mike自身もインタビューにて
「Slayerとはフェスで一緒になる事はあったけど、彼等の楽曲について余り知らなかったんだよ。彼等のライブを見た時、彼等が何故これ程までにリスペクトされているのか理解出来たよ、彼等のアグレッシブで巧みな演奏力には脱帽だったね。」とスラッシュ四天王の一角であるSlayerのライブに感服した事を発言。

 

Slayerの音楽について曲Altar Of Sacrificeを聴いたMikeは、
「彼等の楽曲には所謂ウィンクが無いよね。彼等の歌詞には一切の楽しさやジョーク等が含まれていないんだ。メタルというジャンルにおいても何かしらユーモアや少し肩の力を抜いたエッセンスがある事も理解している。Gwarの様にメタルという音楽に対して少しのウィンクがあるバンドも居る。こういった音楽を聴いた時には素直に、こういう表現の仕方もあるのか興味深いなと思うけど、Slayerの音楽には聴く人によっては、最高だ!殺せ!みたいに暴力的に受け取る人も居るんじゃないかと思ってしまうんだ。」

 

またアルバムの中でも代表曲Raining Bloodについては、
「俺は高校の時にこの曲を聴いた事はあったかな。この曲には思い出があってね、Linkin Parkが2001年にOzzfestに出演した時の事なんだけど、俺達は昼過ぎのメインステージでプレイしていたんだ。当時俺達はデビュー作Hybrid Theoryを発売した後でメタルファンの前でプレイする事は初めてだったのさ。僕等はCrazy TownとPapa Roachと一緒にメインステージでプレイしていて、Ozzfestを管理するSharon Osbourneはツアー前のインタビューにて僕等を含めたこの3バンドは女性オーディエンスを獲得する為に選んだと発言したんだよ。俺達も、「何を言うんだSharon、俺達をはめたのか」と失望したよ。俺達はCrazy Townがプレイした後に出演するスケジュールだった。俺達が登場する前からオーディエンスはブーイングを始めており非常にやりにくいライブだったね。当時俺達はオープニングSEにMassive Attackを掛けて登場していて、Ozzfestオーディエンスに自分達はCrazy Townとは違うんだという所を見せてやりたかったけど、メタルファンからしてみればMassive AttackもCrazy Townも同じ事で俺達も結局ブーイングからのスタートだったよ。次の週DJ Joe HahnがレコードショップにてこのReign In Bloodを見つけて来たんだ。JoeはMassive Attackを掛けて登場するよりもこのRaining Bloodで登場してやろうじゃないかと意見を出してきて、既にライブでの雰囲気は最悪だった事で俺達もこれ以上は悪くならないだろうと、やってやれみたいな感じでオープニングSEを変えたんだ。Joeは曲の最初60秒を掛ける事にし、物凄いブーイングを浴びせるオーディエンスが曲が鳴ると途端に静まり返り今度は歓声を上げ始めたんだよ。このRaining BloodによってLinkin ParkはOzzfestでオーディエンスを獲得出来たのさ。正に、オーディエンスに対して「君達の好きな部分は理解しているよ」というジェスチャーが必要だったんだね。」

 

こちらMikeのインタビュー記事: https://noisey.vice.com/en_us/article/vba3mb/mike-shinoda-interview-slayer-reign-in-blood-2018

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