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SlavesからヴォーカルJonny Craigが依存症の問題により脱退。

January 24, 2019

ポストハードコアSlavesから結成メンバーでありフロントマンJonny Craigが脱退。

 

Jonnyはこれまでもアルコールそしてドラッグ依存によりそれまでプレイしてきたEmarosa、Dance Gavin Dance、駆け出しの頃のバンドGhost Runner On Thirdにて数々の事件を起こし脱退を繰り返してきました。また元ChiodosのCraig OwensそしてPierce The VeilのVic Fuentes等と一緒にプレイするIsles&GlaciersもデビューEPを発表した後、度重なるJonnyの事件が起こった事で消滅。また2016年には、Jonnyの依存症問題により当時のSlavesのギタリストAlex Lymanがバンドの解散を発表、その後Jonnyは自らの責任を認めリハビリ施設に入る事を説明し、メンバー半分が脱退したSlavesを新しいメンバーを加えて続ける事を発表。あれから約3年、Slavesは新しいメンバー達を加えたもの、Jonnyの過去の問題等の理由からそれまで在籍していたArteryレコードから解雇。しかし、直ぐにSonyミュージック傘下であるThe Orchardと契約し昨年最新作Beautiful Deathをリリースしたばかりでした。

 

しかし、今日SlavesはJonnyの依存症が再発した事を理由にJonnyの解雇を決定し発表。2016年、Jonnyを信じSlavesを続けてくれたベーシストColin VieiraやギタリストWeston Richmondは今回ばかりは庇いきれなかった様です。


以下Slavesの発表です。

 

「この発表は本当に辛い事だけどJonny CraigをSlavesから解雇したことをお知らせします。俺達はみんな日々の生活の中で辛い事があり、中には個人的にそして身体的にも危険な事もある。Jonnyがプライベートで依存症と闘ってきたことは知られており、彼が依存症をコントロールする事に成功する時もあったけど最近では誘惑に負けてしまっていた。

 

自分自身を信じれない人間にバンドが頼らなければならないのは不公平である。依存症は病気であり、Jonnyが必要な援助を受ける事を俺達は望んでいる。残念な事に、Jonnyはバンドよりも彼の中毒を選び、何も知らない俺達を国際便のチェックインで待たせ、自分は飛行機で自宅に帰ってしまったんだ。精力的に活動しているバンドにおいて俺達が休止する事は皆無であった。俺達の音楽が心に響いてくれたファンのみんな、俺達の楽曲を楽しんでくれている全ての人々、そしてバンドとして俺達が出会ってきた皆の為に俺達はSlavesを続けるよ。

 

残念ながら今回の件で今夜予定されていた英国Bristolでのライブはキャンセルせざるを得なくなってしまった。でも心配しないで欲しい、俺達の親友でオーディション番組The Voiceに出演経験のあるMatt McAndrewが予定している英国と欧州ツアーの日程をサポートで入ってくれ、バンドの大事な時を助けてくれる事になったんだよ。そして、皆も興奮すると思うSlavesの今後に関するニュースも近いうちに発表する。

 

みんなへ、サポートし続けてくれてありがとう。Slaves」

 

こちらSlavesの発表です: https://twitter.com/SLAVESOFFICIAL/status/1088408995474358272

 

こちら代役に入る予定のMatt McAndrewがVoiceに出演した時にFall Out Boyと共演した映像: https://youtu.be/NJprTzFS0YM

 

そしてバンドからの発表後、脱退したJonnyが以下の発表、

 

「先ず、事を説明する前に、俺はこれまでの活動をサポートしてくれた全ての人に感謝している事を知って欲しい。

 

俺はバンド内部での出来事等を明かす為に発表する訳ではない。この数ヶ月は非常に大変な時期であり、残念ながら俺は戒めを破り、ダークな場所に戻ってしまった。俺はバンドからの発表を待つ事にし、彼等の発表によって予定されているツアー日程の情報が行き渡る事が先決であると判断した。

 

バンドメンバー達全員が一生懸命になって今回のツアーをセッティングしたんだ、そんなツアーを是非見てあげて欲しい。この発表を簡潔にさせたい事もあるので要点を言おう。俺が依存状態に戻ってしまった事が今回Slavesから離脱た理由だ。

 

俺の音楽活動において、そして人生において初めて俺は自分からクリーンで健康的な生活を求め自宅にて回復プログラムや治療薬に専念する事にした。これらの治療法などを通して自分が抱えてきた問題と向き合い、乗り越えることで、素晴らしい音楽を皆に届けツアー活動が出来る自分に戻れる事を願っている。

 

自分の判断は正解だったと思っている。バンドの皆には出発直前の突然の通知によって現在の状況に置かれてしまった事は本当に申し訳ないと思っている。

 

俺は皆の事が大好きだし音楽を辞める訳ではないんだ。今回の件は自分自身の活動を一旦停止させ、何年も前にやるべきであったこの病気に真剣に取り組む治療を行う事だ。


これまでのサポートとLOVEをありがとう、どうかこの発表後に騒動を鎮静化させて欲しい。
Yours Truly Jonny Craig。」

 

こちらJonnyの発表です: https://www.instagram.com/p/BtBONSfBVLz/

 

双方の発表を掲載しましたが若干のずれがある事が少し引っ掛かりました。バンド側は、Jonnyを”REMOVED"(解雇)したと伝えているのに対し、Jonnyは”STEPPING DOWN"(訳では離脱にしましたが脱退とも取れます)。REMOVEDとSTEPPING DOWN意味合いは似ていますが、Stepping Downの方が「降りた」といった若干緩い感じである事でバンドとJonnyの意識の違いが分かります。

 

またバンドは、Jonnyはバンドよりも中毒をとって帰宅したと言っているのに対し、Jonnyは依存症を治療する為に自宅に戻ったと説明している所も違っています。バンドとJonny共に詳細な情報を明らかにはしていないので、Jonnyがどういった経緯でバンドと別れる事になったのかは分かっていません。飛行場でJonnyを待っていたバンドメンバー達はJonnyに連絡を入れた筈ですし、双方意見交換があり別れに至ったのか、それともJonnyの単独行動に我慢ならなかったバンド側が一方的にJonnyにクビを言い渡したのか、今後両者がどうやって活動していくのか注目です。

 

SlavesはJonnyが始動したバンドであり、メンバー達はJonnyがピックアップして加入させた経緯もありJonnyの中ではバンドの所有権は自分にあると思っている分もあるのかもしれません。バンドとしては、直ぐにでも後任を見つけたい状況でしょうし、Jonny目当てのファン達が今後もバンドをサポートしてくれるか少し気がかりです。

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