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元PanteraのPhilが三年前の事件について人種差別のレッテルは馬鹿げていると語る。

May 7, 2019

元Pantera、現在Down、Superjoint、そしてソロバンド等で活動しているPhil AnselmoがKerrang!誌のインタビューにて自身が起こした三年前の事件について見解を述べる。

 

2016年1月、元Panteraで2004年に他界したギタリストDimebag Darrellを追悼するライブイベントDimebashに参加したPhilは曲Walkの演奏中にナチス敬礼のポーズを取り、白人主義を称する「White Power」と叫ぶ。その様子がオーディエンス撮影の動画に収められ、後日動画が投稿され大バッシングを受ける事になりました。当時、Philは即謝罪動画を投稿し、自身の犯した行為を謝罪すると共に、ライブ前に飲酒していた白ワインを掛けたジョークであり、会場の前列に居たオーディエンスにイライラしており敬礼のポーズを取った事を説明。

 

インタビューにてDimebashでの出来事を現在どう思っているかという質問に対しPhilは:

「あの行為は人種や肌の色を排除したオフカラーのジョークに過ぎなかったんだ、それなのに動画が広がってドカンと俺に対する大バッシングが起きてヒットラーみたいに酷い言われようだった。でも俺はそんな人間じゃないんだ。俺はどんな人に対しても同じ様に接するし、俺の心に愛はあるよ。俺はこの数年掛け愛を持って誠実に人と接する事を学んできた、それによって新たな信頼関係を築く事も出来た。もし俺が持っている思想に違和感があれば、俺の周りに居る奴らは直ぐに気付くはずさ。俺が育った環境は舞台関係の親類もいれば、精神障害を持つ人も居たし、色んな人種の人達と接する所だったんだ。俺に言わせればこのご時世にまだ人種や肌の色で差別する人がいる事自体信じられないんだよ。俺はトラブルメーカーでも無いし無害な男さ。

 

俺は現実主義者でね。起こった事はもう起きてしまったし、これから起こりうる事も恐らく起こるだろうと見ている。どうやったら回避出来た?どうやったら良かった等は余り考えないね。生まれ変わるだの時間を戻せたら、人々の記憶が消せたら、なんて考えていてもしょうがないだろ。俺がこれまでの人生でやってきた色々な発言や行動を全てリストすると俺は恐らく低いランクの人間になると思っているよ。でもそんな俺でも人種差別という事に関しては一切ないよ。」

 

Panteraについて後悔する所はあるかという質問には:

「俺は過去に生きている訳ではないからね、でも何時だって俺はあの頃の活動を思い出す事は出来るんだ。あの昔の記憶、そしてDimebagの事を夢でも見る事もあるんだよ。Dimebagが生きていてくれたらなと何時だって思っているさ。そして、俺とDimebagはもっと昔に仲直りするべきであったとも思っているよ。俺達は本当は仲が良かったんだ。

 

Panteraは一定の成功を収めたバンドだったら誰でも体験する事だと思うけど、メンバーの成長や価値観、プライベートな件について上手くまとめあげ維持していくのはバンドにとって本当に困難な事なんだ。The Beatlesや他の解散した先輩バンドも同じだと思うよ。そして成功を収めてライブを披露する会場もどんどん大きくなっていく事も俺的に耐えられない要素だったのかもしれないな。俺はいつだって小さくて汚い、パンクなロッククラブが性に合っていると思っているからね。」

 

Dimebash事件後、Philの言動を視聴したMachine HeadのRobb FlynnやAnthraxのScott Ian等多くのミュージシャンもPhilに対し辛辣なコメントを発表。当時元PanteraでHellyeahで活躍していた故Vinnie PaulはPhilの言動
について「俺はPhilについて余り語れないんだ。彼がこれまで行ってきたあらゆる言動によってPanteraのイメージが悪くなった事は確かだよ、ただ悲しいね」とコメントしていました。

 

こちらPhilの記事です: 

https://www.kerrang.com/features/phil-anselmo-i-am-reckless-i-am-absurd-and-i-am-all-over-the-place-on-purpose/

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