top of page

As I Lay DyingのギタリストNickが復帰後初のインタビューを受ける。

October 15, 2019

昨年復活を果たしたメタルコアAs I Lay DyingのギタリストNick Hipaが復活後初めてとなるソロでのインタビューを受けバンドの近況そして自身のもう一つのバンドWovenwardについて発言。

 

バンドは2013年にフロントマンTim Lambesisが殺し屋を雇い自身の奥さん(前妻)を殺そうと計画した殺人教唆の容疑で逮捕され、その後裁判にてTim自身が有罪を認める事で二年間刑務所に服役。2016年末にTimは出所し自身の過ちを認め公に謝罪しました。そして、昨年バンドはTimが逮捕された当時のメンバー達全員がバンドに復帰、Timと共に活動する事を発表しました。バンドは先日7年振りとなる新譜Shaped By Fireを発表し現在アルバムのプロモーションの為にヘッドラインツアーを慣行中。

 

Nickは欧州ツアー中にスウェーデン産メロディックデスメタルThe HauntedやFeared等のギタリストOla EnglundのYoutubeインタビューセッションCoffee With Olaに出演。

 

インタビューにて有罪判決を受け服役していたTimともう一度バンドをやる事に抵抗や不安は無かったのかと聞かれたNickは:
「勿論、俺達復帰メンバー全員が理解していた事で、奥さんを殺そうとした奴と一緒にバンドを組む事をどう説明するのか、こんな黒歴史を持つバンドをどうプロモートしていくかと色々と悩んだよ。復帰計画はそれこそ何度も話合いを持ちメンバーお互いの言い分を聞いてお互いを理解し合い一歩一歩メンバー間のコネクションを再構築していく方法で行ったのさ。そして次のステップは、先ずは曲を作ってみて世間の反応そして自分達が作曲をしてどう感じるか試してみたんだ。俺達は早速曲My Own Graveを作って公開した。すると俺達自身がAILDの活動休止期間に失われていたアーティストとしての感覚みたいなものが再燃していくのを感じたんだ。俺達は曲の出来、皆の反応、そして復活の第一歩となる活動にポジティブなものを感じ大いに満出来た。そして、だったらこのバンドの復活が本物かどうか自分達で見極めてやろうじゃないかと決めたんだ。勿論、Timを入れてバンドを活動する状況について様々な質問や反論意見がある事も重々承知していたよ。でも崩壊したバンドを再構築させる為にはそれらの障壁を乗り越えて行かなくてはならないと思っているんだ、そして俺達自身の力で世間の反応を変えてみたいという思いがあったし、それによって得た経験談はきっと他の人々の役にも立つんじゃないかなと思っているんだ。」

 

Timを入れての活動によってファンが減ったと思いますか?AILDは復帰後さらに大きくなったと思うのですが、どう感じてますか?
「ファンが減ったのは当たり前の結果だと思うよ。俺達の黒歴史を知った事によりサポートしなくなるファン、友人等がいても不思議ではないよ。あの事件は最悪だったから、ファンが減った結果について意見する事はないね。過去の過ちは拭い去る事が出来ないのは理解しているよ、でも俺達の活動は ”今” を向き合っていて、これからの活動を皆に見て貰い、人々にこのバンドに対する評価を変えて行こうという未来に向けての活動でもあるのさ。人によってはバンドが向き合っている ”今” を理解してくれない事もある。そして、世間がバンドの活動を受け入れてくれる事は簡単な事では無いという事は理解しているよ。」

 

Tim逮捕後にヴォーカルShane Blayを入れて活動を開始したWovenwarは現在どうなっているのか?

「俺はいつだって違った音楽に挑戦していきたいと思っているし、ベース兼ヴォーカルJosh Gilbertとも頻繁にWovenwarについては意見交換しているよ。Wovenwarは大好きなバンドだからね。Wovenwarがスタートした時、Timを除いた俺達メンバーにとっては新しい挑戦であった。そして、あの当時俺達に起こっていた事件の重荷から少しでも気を紛らわせる為にも新たな活動が必要だったんだ。そしてShaneと一緒に本当に素晴らしい活動が出来た。しかし、俺は自分にとって楽しくそして愛せる音楽活動を常に求めており、そうなると一つのバンドに集中する活動しか出来ないんだよ。As I Lay Dyingの活動に今俺はフィットしている。若い時にはAs I Lay Dying以外の事は考えられなかったけど、今では家族も出来て自身のキャリア等を重視するようになったからね。As I Lay Dyingとしてまた活動出来る事には嬉しく思っているよ。ただ二つのバンドを並行して活動する程俺には時間が作れないんだ。アルバムShaped By Fireが発表されたから少しWovenwar等の別の音楽へ時間が使えるかもしれないね。Wovenwarも、そして友人であり素晴らしいアーティストであるShaneも大好きさ」とWovenwarはAs I Lay Dyingの多忙な活動が一段落したら再開したいと発言。

 

こちらNickのインタビュー動画: https://youtu.be/g9Tz8WxITqw

Please reload

bottom of page