先日スラッシュメタルDeath AngelのドラムWill Carrollがコロナウイルスに感染、病院へ入院し人工呼吸器をつけて治療を受けているニュースは大きな話題となりました。

Death Angelは2月からTestamentとExodusと共に欧州を周るBay Strikes Backツアーに参加していましたが、欧州圏でのコロナウイルスの感染が拡大したことでツアーを3月11日に切り上げ即帰国。しかし、帰国して直ぐにWillは体調を崩し入院、同じ様にExodusのギタリストでSlayerでも活躍したGary Holtもコロナウイルスに感染した症状を訴えており帰国して直ぐに自主隔離した事を発表。Garyは後に検査を受けて陽性である事を公表。幸い現在Garyの容体は回復に向かっている事も発表しました。そしてTestamentのフロントマンChuck Billyも帰国後に体調が悪化し検査を受けて陽性反応が出た事を公表。Chuckは陽性反応を受けて隔離生活を送っているもインタビューに応えたりと軽症と思われています。しかし、TestamentのベーシストSteve Di Giorgioは先日コロナウイルスの陽性反応が出た事がChuckによって明らかにされました。またBay Strikes Backツアーにて働いていたスタッフ達にも同様の症状が出ている事も公表されています。

多くの人々がWillの容体を心配する中、病院からWill自身が発表。

「”私が死んだという報道は誇張である”　と言った作家Mark Twainから引用させて貰ったよ。そしてここからは本気な話にしよう。俺はこれまで受けた皆からのサポート、ポジティブなエナジー、そしてLOVEを本当にありがたく思っている。君達が俺を生かしてくれたと思っているよ。

俺は12日程昏睡状態に陥っていた。君達の俺を思うポジティブなエナジーによって俺は乗り越えられたと思っている。自分でも人並みに体力的に強いと思っている部分はあったけど、そこまで強くないんだよ。昏睡状態になった時、医師達は人工心肺装置を俺に付けて血液を送り出していて、彼等は正直もう助からないと思った事があったそうだ。医師達も助からないのではと思った事を明かしてくれ俺は正直ゾッとしたよ。俺が危険な状態で会った時皆からのメッセージ、そして俺のアイドル的な存在である元Twisted SisterのギタリストJay Jay Frenchからの励ましのメッセージが届いた事も大きな力となった。俺はJay Jayと会った事も無いけど、彼は俺の”TS”タトゥーを写真か何かで見たのかも知れないね。知らない俺の事まで気にかけてくれて本当に素晴らしい人だなと思ったよ。俺が小さい時、Twisted Sisterの歌詞のテーマは”Fuck You、It's us against them”であると思っていたけど、あの意味は単に自分達と敵との闘いを指しているのではなく、生きる価値そして人生の浪費についてなど大きな意味があったのかなと自分なりに考えたりもした。

大きな治療を経て俺にとって新しい人生が幕を開けた感じだよ。今後も治療に専念し着実に回復していこうと思っている。そして回復出来たらギタリストRob Cavestanyから10作目となる新譜のサウンドとなる新しい音源を取り寄せて制作を開始しようと思っているんだ。今は自分の体調を回復させ歩行や普通の食事が出来る様にリハビリに努める事になるね。

I love you all and thank you」

こちらWillの記事です：　https://loudwire.com/death-angel-will-carroll-12-day-coma-health-update/

別のインタビューに応じたChuck Billyは「俺達は自身の容体や検査結果を公表する義務があると思っていた。幸い俺達は帰国後すぐに体調が悪くなった事で直ぐに自宅にて隔離した事で誰とも接触せずに済んだんだ。しかし、このコロナウイルスは本当にたちの悪い病気だよ。俺と数人は少し回復してきたが俺は今でも100%回復したと感じてないし、まだ伝染するのではないかと気が気では無いんだ。」と発言。

こちらChuckのインタビュー音声です：　https://www.spreaker.com/user/8464783/chuck-billy

Will、そしてChuck、Gary、Steve、そしてツアースタッフ達の完治を願っています。そしてコロナウイルスの感染が一日でも早く終息する事を祈りつつこちらも過ごしております。

大変な時期ですが、体調に気をつけてこの難局を乗り切りましょう。