
As I Lay Dyingの元メンバーKen Susiが昨年にメンバー達が総脱退に導いた正確な原因を明かす。
4/16/2025

メタルコアAs I Lay Dyingから昨年脱退したギタリストKen Susiがポッドキャスト番組BREWtally Speakingに出演し、As I Lay Dying在籍時に内部で何があったのかを語る。
As I Lay Dying(以下AILD)は2013年にフロントマンTim Lambesisが殺し屋を雇い自身の奥さん(前妻)を殺そうと計画した殺人教唆の容疑で逮捕され、その後裁判にてTim自身が有罪を認める事で二年間刑務所に服役。2016年末にTimは出所し自身の過ちを認め公に謝罪しました。そして、2017年バンドはTimが逮捕された当時のメンバー達(ギタリストPhil SgrossoとNick Hipa、ドラムJordan Mancino、ベーシスト兼ヴォーカルJosh Gilber)全員がバンドに復帰。Timと共に活動する事を発表。2019年には復活作Shaped By Fireをリリース。しかし2022年にNickが正式に脱退を発表。2023年にはJoshも脱退、そしてJordanもバンドが予定していたツアーに参加しない事を公表するとバンドからJordanと決別した事が発表されました。復帰メンバー達が続々と脱退した後、バンドにはTimとPhilの他に新たなメンバーとしてUnearthを脱退したドラムNick PierceとギタリストKen Susi、そしてMiss May I等で活躍するRyan Neffを加入させツアー活動を継続。Nick、Ken、Ryanの活躍によりツアー活動を維持する事が出来たバンドは加入メンバー達にも参加してもらい新譜のレコーディングを進め、アルバムThrough Storms Aheadが完成、同作は2024年11月にNapalm Recordsからリリースしました。
新アルバムを引っさげて行う欧州ヘッドラインツアーも発表。しかし、2024年10月に突然Ryanが脱退を発表。Ryanの後に続くようにAILDのツアーマネージャーAlex Kendrick氏、Ken、Nick、そしてPhilが脱退。そして11月、今度はTimと当時妻だったDanyさんとの激しいやり取りを含んだ不穏な映像が匿名でRedditに投稿。そして今年に入りTimが自宅にて飼い犬に対して暴力を働いている映像がこれまた匿名でRedditに投稿。一連の映像はTimの自宅に設置されたセキュリティーカメラからの映像である事からDanyさんが投稿したのではと言われていましたがDanyさん自身がこれを否定、Timとは離婚を申請し一緒に居ない事を発表しました。Danyさんは、元メンバーがAILDを脱退した理由にはTimバージョンの言い分、そして真実もあるという事。また、元メンバー達の脱退劇は自身とTimの離婚とは関係が無い事も説明。Danyさんは同投稿にて「虐待と浮気を繰り返すナルシストはあなたが真実に光を当てる前に、嘘であなたの人生と名前を破壊しようとします。もう黙っている事はやめます」と説明。
また、上記の動物虐待疑惑の映像は、今週7万人以上の支持者がこの件へのカリフォルニア州当局の関与を求める嘆願書に署名したことで話題になりました。
今年に入りTimは脱退劇後初めてとなるインタビューをジム仲間であるJustin Wenzelのポッドキャスト番組にて受けています(同インタビュー動画は現在削除)。同インタビューにてTimは、過去の過ちの穴を埋めようと、自身とDanyさんの不健全な結婚関係をうまくいかせようとし続けていた事、Danyさんから受けた虐待により自身は常に不安でいっぱいであった事、その様な状況がメンバー達を不安にさせ脱退に至った事を説明。しかし、自身が健康に集中し、安定したバンド仲間と良いコミュニティを持てば、良い作品はこれからも作って行ける事を語っていました。
そして今回AILDを脱退したKenが2024年の脱退劇につながったとされる事件の詳細を語りました。先ず、KenはTimが持ってきた守秘義務契約(NDA)にはサインをしなかったと前置きしつつ、
「Timが訴訟好きで、元メンバーやスタッフ等を黙らせるような特殊な状況にあるのは明らかだ。そして、Timの友人達は一向に今回の件について何も言わない状況だ。でも、Timが友達のポッドキャストに出て、メンバーが総脱退したことについて嘘の主張をするのは受け入れられないと俺は思っている。何を信じようと勝手だが、俺の解釈は基本的にTimが外で発言している事、声明を出していることと全く一致しないんだ。だから、個人的にはTimと言い争いをしたいとは思わないし、彼が脱退劇の際に言ったこととか、そういうことにこの場で反応したいとも思わない。でもメンバー達は、過去に告発されたり、服役した過去を持つ人物を支持し、プロモートするという立場に自分達が置かれていることに気づいたんだ。しかし、Timの服役後、こうなることは予想できた。俺的には、Timはファンからの支持を戻すために、リアリティ番組のような、自分を贖罪の男、あるいは更生を頑張る男として描くようなステージを作り上げたと見ている。そして、本当にそれを信じている人達や現在更生に励んでいる人達に、”私はこの人の後ろについていくことができる。そして、自分の人生で耐えてきたことを克服することができるんだ” と、人々に希望を与えた。でも、正直に言うと、さっきも言ったように、よく練られた、よく考えられたステージなんだ。俺的は、Timの世界ではそれが現実のことだとは本当に思えないんだよ。」
TimとはAILDに加入する前から、Unearthで一緒にツアーをしたりして、何十年も前から確立された関係があったと話した後、Kenは次のように語った、
「Unearthのメンバーだった時TimとAILDとは何度も一緒にツアーをしたりしたけど、その時はTimは良い奴だと思っていた。その当時、多くの人はTimに対してそう思っていたんだ。そして俺自身彼の更生の手助けがしたいと思っていた、何故なら何層にも重なる友情、バックステージでの会話、家族との付き合いがあったからね。だから、Timの服役後多くの人は ”この男はしくじったんだろ” と思っていただろう、ただ俺的にはネットでそういう事を言っている人達は100%正しいよ、でも皆は本当にバンド内部の全容を知らないだろって思っていた。結果的にいうと、俺はもっとよく知るべきだった。ただ俺は誰かにセカンドチャンスを与えたいタイプなんだ。もし失敗したとしても、チャンスを与えないよりは、セカンドチャンスを与えた方が良い。俺はむしろ、この人は更生できると信じていると言いたいんだ。俺の友人の中には服役し出所して立派な人になっている人もいるんだよ。だからAILDに入る時は、俺が友人と思っていたTimの更生チャンスを逃したりサポートしなかったら、俺自身が嫌なやつに思えていたんだ。
AILDの話に戻ると、まずTim個人の生活の中で問題があって、バンドにもその厄介な問題が表面化し、バンドをその問題に巻き込んでいった。俺達は基本的に、深刻な問題を抱えた奴をサポートしていたんだ。そして、その問題がどれほど深刻なものなのか、加入当時はまだわかっていなかった。でも俺達メンバーがその問題を理解した時、俺達は本当にTimが専門家の助けを必要としていたことが分かった。そしてそれは、俺達が彼に提供できるものではなかったし、提供する能力もなかった。俺達はセラピストでもなければ、人間関係の専門家でもない。俺達はただのバンド野郎で、ライブをして楽しい時間を過ごしたいと思っていた。脱退劇の時、真にAILDとTimに何が起こっているのかはっきり分った時、俺達は本当に後悔したんだ。俺達はこの醜悪なものから手を引く事が一番なんだって思ったんだよ。」
KenはAILD加入前に前任であったNickにコンタクトを取っていた事も説明。その際、Nickからは自身にどんな道がまっているのか大まかな事は聞いていたと説明。その為、Kenは加入前からAILD内における幾つかの問題について無知ではなかったと説明。インタビューにて、Timと一緒に過ごした活動では時に良い事が悪い事を上回る事もあったのではという質問に対してKenは、
「俺的にはTimとの時間では悪い点が良い点を非常に上回っている。そして、それは俺が支持し、サポートし、容認するようなものではないんだ。今後、彼が何かやろうとしていることには関わりたくない。友達にもなりたくない。Timと俺との間に和解の余地はない。彼のしたことは尊敬できないし、これからも尊敬することはないだろう。俺の家庭で起きた具体的なことで、納得できないことがあるんだ。俺の意見を変えるために、彼が今後どんなに良いことをしても無駄だ。それは俺の為でもあるんだ。俺がここに座って ”俺の友人は刑務所に入って更生できたんだよ” 的な話は出来ないんだ。ネットには酷い映像がたくさん出回っていて、俺達メンバーも ”なんてこった、こんなことになっていたんだ” って感じだったと思うよ。Timの私生活でこんな事が起きているなんて俺達は全然知らなかったんだけど、バンドから立ち去ることができてよかったと思っている。あのTimの自宅映像を見た人の中には、コメント欄で ”なんだ、彼は犬をそんなに強く殴ってない” とか ”彼はそんなに逆上してない” とか ”彼は彼女にほとんど触れてない” とか、どれだけこのバンドが好きなんだ?って正直思っている。俺達メンバーは、現時点では君等程にはAILDを愛していないから。俺が何を言いたいか分かるかい?もうやめようっていう事。俺個人としては、そのAILDをサポートする唯一の方法は、TimがAILDに参加していない場合だけなんだ。それ以外なら俺はやらないよ。」
Kenは自身と同時期に加入したRyanやUnearthのバンドメイトだったNickとの親近感について、
「俺達は準備はできていた。AILDに全力を尽くしていた。俺達は間違いなくAILDの活動に興奮し集中していた。でも、それがすべて台無しになったんだ。俺が皆によく言っていることなんだけど、Timが本当にしなければならなかったのは、出所して、マイクに向かって叫んでクールになることだった。でも、彼にはそんな簡単な事が難しかった。これは彼にとって2度目のチャンスでもない。3度目、4度目、5度目だ。俺達メンバーは正しいことをしていたが、加入時はクソな状況だった。でも俺達はライブを一生懸命やり、再びファンに受け入れられたんだ。俺達加入メンバーを入れたAILDは、明らかにチームを整えてそれを挽回しうまくいった。ファン達も俺達を気に入ってくれた。ライブやフェスティバルの出演依頼も来るようになった。Timだけのバンドじゃないんだ。それなのに、Philも ”俺は降りる” って言ったんだ。ファンが何を望んでいるか分かっているのか?って言いたかった。それにね、もしファンの皆が脱退劇についてコメントするなら、皆はTimのいないバンドを見たいと思わないか?正直に言うと、それがどんなものなのか見るのはいいことだと思う。でも、Timは死んでもAILDを諦めないよ。彼は、自分は何も悪いことをしていないと思っているからね。彼はYoutuberギタリストやドラマーを捕まえ、NDAにサインさせ、やりたい放題にできるよね。もう、好きにしてくれと言いたい。ただ、4回と5回目の失態を晒した今、誰もそれに従うとは思えないんだ。これから入る奴らもそんなにAILDを愛していないと思うよ。こういうことには限界があるんだ。」
Kenは、Timが脱退したメンバー達を不安定な存在として描き ”Philが脱退し(Timの)DV疑惑が流れ慌てて声明を出し、Philの後に続いて辞めた” と一蹴したことについても不満に思っており、インタビューが進むにつれてKenのボルテージが徐々に上がっていき、メンバー達が総脱退するきっかけとなったとされる、Kenの自宅で起こった事件について説明:
「あれは11月4日だったよね。TimはAs I Lay DyingのInstagramで、色々コメントしていたファンに対して ”Philは脱退を発表するのに時間をかけた。他のメンバーは飛び交っていた噂を気にして急いで脱退発表した” と書いたんだ。あれは信じられない嘘だ。俺は25年間バンドをやってきて、皆に正直に話してきたと思う。俺は噂で辞めたりしない。俺はあの男とバンドを組んで、その男の噂がたくさん流れ、そして噂は本当だった、これが真実だ。
脱退劇に至るまでに何が起こったのかを知りたければ言うよ。昨年、俺等がとあるメタルフェスに参加し、出演後俺の自宅に皆を迎えて最高の時間を過ごした日があった。バンドメンバー全員、クルー全員、その内数人がその夜近所のホテルに泊まっていた。俺はこの最高な時間の主催者として皆をもてなしていた。予め言っておくと、TimとDanyさんはツアー中あまりうまくいっていなかった。だから、当初Danyさんがこのフェスに観に来るかわからなかったんだけど、当日彼女も来て近所のホテルにTimと泊まっていた。TimとDanyさんの当時の関係を考慮した俺はTimに対して ”タトゥーを入れに行ったらどうだ” って誘ったんだ。Timには ”俺のワイフはリモートで仕事をしているから家に居るし、俺も仕事で外に行かなきゃいけない。もしDanyさんが一日ゆっくりしたいんだったら、俺のワイフとDanyさんは友達だからいつでも家に来て貰って構わないよ。彼女もここに泊まったら金も節約できるし、うちの車も使って構わない、そしたらレンタカーを借りる必要もないよ” と言ってあげた。あの時期、俺のワイフの妊娠が分かったんだ。今このインタビュー中にも、彼女は向こう側で乳児用ベッドを組み立てている最中だよ。あの時、俺とワイフの家族全員に子供ができたことを発表したんだ。俺の母は嬉しくて泣き、父も泣いていた。Danyさんは俺達が家族に重大な発表をしている時に一緒に自宅にいて、映像を撮影してくれ家族と一緒にワイフの妊娠を祝ってくれていた。メタルフェスの翌日の喜びの出来事だったよ。家族全員が祝いあって2~3時間後、ある事件が起きたんだ。先ず、俺の自宅には防犯カメラが設置してあり、玄関のドアには”24時間撮影されています”って書いてある事を言っておく。突然Timが夜中に俺の家にやってきて、Danyさんを台所に追い詰め、彼女の顔に唾を吐きかけたんだ。それから4、5歩後ろに下がって、見た事もない奇異な行動をとった。
そしてTimは叫び声を上げ、助けを求めて家の中を走り回った。それで寝ていた妻はびっくりし目を覚まし俺に ”どうしたの?” というから俺は ”Timがああやって助けを求める叫び声は前にも聞いたことがある、ここに居て休んでいて” と彼女に言ってから何が起こっているのか見に行ってみた。俺もそれなりの歳だし、家庭内暴力を見て見ぬふりをするつもりはないし、不適切な行動を見て見ぬふりはしない。クソなことが起きたら、それに対処する。TimとDanyさんの間に何が起きたかは知らなかったが、先ずは2人を引き離し、Timを家の中にあるスタジオに連れていった。Timにどういうこと?と具体的に聞いたんだ。そしたらTimは、俺達の結婚はあーだこーだ、と御託を並べるので俺も ”わかったわかった” と彼をスタジオに残し居間にいるDanyさんに事の経緯を聞くと彼女から真実を伝えられた。そして俺は自宅に設置してあるカメラの映像を見てみるとDanyさんの説明がはっきりと分かる内容だった。彼女は俺に ”Timは私に唾を吐きかけ、私は興奮状態の彼を必死になだめていた” と言っていたが撮影された映像にはそれが写っていた。その後、興奮状態から覚めたTimは発言を少し変えて来た。俺はスタジオに戻り ”お前に失望したよ” って言ったんだ。そしたら彼は ”別に彼女の顔に唾を吐いたんじゃない。足元に唾を吐いたんだ” と言ってきたので、俺も ”なんで俺の家に唾を吐くんだ?嘘をつくつもりなら正直に言えよ。俺と俺の自宅を侮辱するつもりはないんだろ?” と言ってやったよ。俺は彼にすぐに家から出て行くように言って、彼は出て行った。そのあとは皆が知っている通りさ。
俺がAILDを辞めた時、TimはDanyさんの携帯を通して俺にメッセージを送って来たよ。俺の自宅にて起きたTimとDanyさんの一件について、Timは撮影されている事を知らなかったから、もし俺があの映像を公開したら訴えてやる、とまるでDanyさんが俺に対して言っているように送って来たんだ。でも、ハッキリ言って俺は全く怖くないよ。証拠も持っている。Timが俺の証言の真実性を確かめる為に許可するなら、俺が信頼できる情報源かどうか、俺が立派な人間かどうか確かめたいなら、俺は迷わずこの映像を公開する。でも、このインタビューを受けて ”ああ、辞めたのはPhilが脱退したから” などと言うつもりはないよ。このインタビューで、ファンの為に嘘を作ることは俺にはできない。そしたら、俺は悪く見られ、他の脱退メンバー達も悪く見られてしまうからね。 Timは悪いことをした、そしたらそれを認めなければならないと思っている。正直に言うと、あの自宅での映像をPhilには送ったんだ 俺は ”君はこのバンドのもう一人の執行役員で、人事的な事もやっている。この映像のことは誰にも言わないでほしい。でも、俺はバンドを辞めなきゃいけない。俺はここを出るよ。こんなクソみたいなことに関わりたくない” って言ったよ。Philには、既に決まっているツアー費用やパイロやステージ機材等の費用、その他お金を入れる予定で、事態は複雑である事を相談した。他のメンバー達の事を思って、Timがきちんと治療を受けてくれるなら俺は予定するツアーも最後までやり、欧州ツアーにも出るよと言った。メンバー達がどれだけの大金を負担する事になるのか理解していたし、海外へのツアー費は大きな投資で保証金も掛かるからね。俺の自宅で起きた問題は深刻な件だったけれど、俺はメンバー達を見捨てたくなかった。でも後日、AILDでの話し合いが行われると事態は崩壊していた事が分かったんだ。もう脱退したメンバー達全員誰もAILDの活動をしたくなかった。彼等は財政のことなど気にしていなかった。あの脱退劇はお互いのコミュニケーション問題やPhilに従った訳はじゃないんだ。Timは俺を含めたメンバー達が参加するはずだったツアーを台無しにした。それで得られるはずだった収入も全部ね。俺が作曲した、あるいは作曲を手伝った曲の印税は支払われなかったよ。その後、Timから懲りずに、今後俺が自宅での件を世間に話したり映像を投稿したら、訴訟を起こすと脅してきた。でも俺の自宅の玄関には防犯カメラが撮影していることを示すサインがある。そして、俺を含めた脱退メンバーについてTimは世間に嘘をついている。俺は音楽活動を20年やっているんだ。実際にはTimよりも長いよ。そして、バンドをサポートした俺等元メンバーをあのような脱退説明で終わらせた事は俺はクールだとは思わない。ただ、俺の家で自分の妻を虐待し、俺の誠実さを危険にさらさないでほしいね。誰かが何か言わないといけないんだ。だって俺達脱退メンバー達はそんなつもりでAILDに加入したんじゃないだ。でも、信頼している君(BREWtally Speaking)の番組で言わせて貰ったよ。だって、みんなは知る価値があるんだ。俺には証拠があるんだしね。」
Kenはどうしてインタビューに出演したかについて、先日Paleface Swissの公演に行った際、多くの知人からAILDを辞めた理由は、こうなんだろ、ああなんだろ、と全く違った理由が一人歩きしておりどうにかしなきゃいけないと思った事が理由だったそうです。
また、AILDの活動についてはKenはTimのことを除けば素晴らしい活動だったと説明。Ryan、Phil、Nick、そしてTimそれぞれの彼女やワイフは全員友達になり、男性陣よりも頻繁にコンタクトを取る様になり一緒にランチ等を食べにいく間柄になった事を発言。また、問題のあった夜、自宅でTimに映像を見せた際にKenは ”もしかしたら君とDanyはベッドの上で性的な感じで唾を吐きかけあうという可能性もあるが、この映像に写っている二人はとても悲しく寂しい関係に見える。俺は次のツアーに出てもいいけど、君のとった行動にはとてもガッカリしている” と言った事も発言。元バンドメイトであるNickとは友人であり、Philとはそれまで一緒にツアーをしたりして親しかったが、AILDの活動を通してそれまで知らなかったRyanとは親友になれた事はとても嬉しかったと発言。KenはMiss May Iは知っていたもの、Ryanと話す機会はそれまでなく、AILDの活動が始まって初めて喋ることになったそうです。Ken、RyanそしてNickのAILD加入後初ライブとなった2022年6月22日のラスベガス公演にてKenとRyanは初めて一緒にステージに立ち、KenはRyanの技術力の高さに驚いたそう、また曲間にKenとRyanが機材の裏で水分補給している際、Ryanが ”こんな楽しいライブを毎日やらなきゃいけないのかい” と満面の笑みを浮かべKenに叫んだことでRyanの事が大好きになり活動を通して本当に仲良くなれたそうです。
こちら同公演の全ライブ映像:https://youtu.be/HyS3UxJQnJg?si=m0X9vQQObSsmGC_A
インタビューにてKenは自宅での件以外にはTimの不穏な行動や危険信号等は見たりはしなかったのか、という質問に対して、バンドでギリシャに行った際に宿泊していたホテルにてTimとDanyさんの喧嘩があった事を発言。ギリシャにはバンドだけでなくメンバーの彼女やワイフも一緒に来ており、夜中に喧嘩があり上記にあったTimの叫び声がホテルのホールに響きメンバーや連れも驚いていた事、特にRyanのガールフレンドには見た事もない光景だった様で怖がっており、Ken自身も他の宿泊客に迷惑を掛けていてとても恥ずかしかったと発言。
また、インタビューではUnearthの事も少し話しており、元バンドメイトであるTrevor Phipps、Buz McGrath、Mike Justian、Chris O'Tooleとは今でも友達であり、彼等の成功を祈っている事を発言。Unearthを脱退した事については、Unearthに対しての価値観の違いをあげており、KenはUnearthはいつだって敵無しの最高なバンドという思いがあったもの、他のメンバーはフェスで下方の出演依頼だったり、ツアーで序盤のサポートアクト依頼であっても受け入れ、安くみている様な感じが自身には受けいられなかったと説明。しかし、自身を含め他のメンバー達も真摯にUnearthの活動をしており、いつだって他のバンドやクルーに対してリスペクトを払い、そういう所は本当に自慢できる大好きなところだったと発言。良い例として、Unearthメンバー達はオルタナメタルCandiriaのファンでリスペクトしており、その昔とあるフェスにてUnearthは初めてステージのトリで出演する事になり、Candiriaが別のステージにて自分達の前に出演する事になった。当日、Unearthがステージ裏で出番を待っているとCandiriaのライブが出演時間を少し押している事に気づいた。やがてUnearthの出演時間になり、主催側も”出ろ”の合図を出したがUnearthメンバー達はCandiriaのライブを見ているオーディエンスに失礼だとし、演奏が終わるまで絶対に始めないとお互い思っていた。Candiriaのライブが終わりオーディエンスがUnearthの方を向いた瞬間にライブをスタートさせCandiriaファンから熱烈に歓迎され大成功できた思い出を語りました。
そして、Kenは自身の音楽活動を長年に渡ってサポートしてくれたテクニシャンの友人が他界し昨年は自身にとってとても難しい一年であった事も話しています。テクニシャンの友人の家族から遺灰を少し受け取ったKenはその遺灰をペイントに混ぜて自身のギターに塗り、今後も友人を一緒にツアーに連れていける事が嬉しいと語っています。今後の活動についてはまだ決まっていないもの、AILDでの活動に影響されたのか次のバンドは居心地や快適性を重要視すると発言。
こちらKenのインタビュー: https://open.spotify.com/episode/2r6VwH0teASdIAx2jQxXx9?go=1&sp_cid=0e27f35c896b535a5b6f678fc508c93b&utm_source=embed_player_p&utm_medium=desktop&nd=1&dlsi=003b3adbf13f458b





