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Machine HeadのPhilが脱退について発言。

October 2, 2018

先週金曜日、電撃的に発表されたメタルMachine HeadからギタリストPhil DemmelとドラマーDave McClainの脱退。今回PhilがInstagramにて脱退について発言しました。

 

Philは2002年に脱退した前任Ahrue Luster(現Ill Niono)の代役として正式メンバーでないものバンドの欧州ツアーに同行。その後2003年に正式メンバーとして加わりニューメタルから脱却しバンドの新章となったアルバムThrough The Ashes Of Empires
をバンドと一緒に制作し発表。Philが加入する前、Machine Headは当時発表したSuperchargerの販売が不振だった事、そしてシングル曲Crashing Around Youが当時起きた米同時多発テロ事件(9/11)を思わすビル群が炎に包まれる映像があった事で顰蹙を買いRoadrunnerレコードから契約を解除されていました。バンドは新たなレーベル捜しの為に新曲デモを各レーベルに配布するもどのレーベルもバンドは商品にならないと契約を見送り最悪の状態であったそうです(その後長い付き合いであった事でお情けでRoadrunnerが一枚だけの契約をする、しかしバンドが再ブレイクした為契約が延長)。しかし、そんな事態にも関わらずフロントマンRobb Flynnとの友情からバンドに加入したPhil。そしてバンドに1995年に加入し二作目となるThe More Things Change(1997)から最新作Catharsisまで、バンドと一緒に苦楽を共に歩んできたDave。二人の脱退はファンに大きな衝撃を与えました。

 

以下Philの発言です。


「(脱退発表後)俺に声を掛けてくれポジティブなメッセージを送ってくれた皆本当にありがとう。Machine Headで15年も長いが、Robbと俺は約32年一緒に音楽をやっているんだ(注:RobbとPhilはMHの前進バンドVIO-LENCEにて1980年代後半から一緒にプレイしてきた仲)。Machine Headでプレイしてきた事は俺にとって本当に光栄な事であり、俺達が生み出してきた数々の楽曲は俺の誇りでもある。ここらが引き際で他の音楽活動をする、その時がきたという事だよ。人間は時が経つにつれて変わっていくものさ、そして誰のせいでも無いんだよ。ここまで長くバンド活動が出来た事は本当に最高な事だ。この秋に行う俺達の最後のツアーでは、皆にお別れをいう機会があり、俺達がここまで築いてきたバンドのチャプターに幕を下ろすのさ。俺は今後のMachine HeadとDaveの活躍を大いに期待している。音楽で表現できる新しい環境が欲しくてね、早くにでも次の仕事を探さなければいけないな。俺の次の活動にも気にかけてくれると嬉しいね。Much Love、そして感謝の気持ちを貴方に。PD」

 

Philの投稿はこちらから: 

https://www.instagram.com/p/Bobrq8yg4KZ/?taken-by=demmelitionmh

 

先週Robbが投稿した動画メッセージにてRobbは脱退したメンバー達とは人間としてそして音楽的にも距離が離れていった、Robb自身がバンドの手綱をコントロールし過ぎてしまった事で他のメンバー達が辛い思いをしていたと発言。Robbは自身が持っている尖った性格はバンドに一定の成功をもたらす要素となったが、周りの人々には迷惑をかけていたと説明。PhilとDaveの決断をリスペクトし、皆にも理解して欲しいと発言。

 

Slayerのファンが「SLAYER!!!」と叫ぶのと同じようにMachine Headファンも「MACHINE FUCKIN HEAD!!」と叫ぶ程メタルファンから絶大な支持を集めていたバンド。二人の脱退は残念でなりません。

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