SlipknotのフロントマンCorey Taylor、パーカッションShawn "Clown" Crahan、ギタリストJim Rootがそれぞれインタビューに応えパーカッションのポジションについている新メンバー通称Tortilla Manについて発言。

今年3月、Slipknotで長年パーカッションをプレイしていたChris FehnがバンドメンバーであるCorey TaylorとShawn Crahan、バンドのマネージャーであるRob Shore氏と同氏の関連会社、そして米国内にある複数のバンド関連会社を相手取り訴訟を起こし話題になりました。この問題によりバンドは即Chrisをバンドから外した上で当時決定していた欧州そして全米ツアーは予定通り行うと発表。バンドはChrisの後任に謎のメンバー通称Tortilla Manを加えて現在もツアー中。

豪州The MusicのインタビューにてCoreyは、
「俺達は決して新メンバーが誰なのかという事で話題を振りまきたい訳では無いんだ。俺達はいつだって音楽で勝負するバンドだからね。だから人間関係を公表する様な事は余りしないし、そして糞みたいな話題ににも左右されたくない。今の俺達は素晴らしい新譜We Are Not Your Kindを作って多くの人々に聴いて欲しいという事を第一に活動している。でも俺達がこの(新メンバーの)件を話題にするなと言えば言う程、より多くの人々の関心をひくことになってしまっているんだ。大変だよ。だから俺達は、まあいい俺達からは何も(新メンバーについて)話さない、この状況はこれで楽しいじゃないか、と結構楽しんでやっているんだよ」とTortilla Manの正体を秘密にする事で多くのファン達が色々と候補者について意見交換している実態を面白く見ている事を発言。

SlipknotのパーカッションShawn Crahanも英Kerrang!誌のインタビューにてTortilla Manの正体については「知る必要のない事」とKerrang!の質問をバッサリ切る答えで退けています。しかし、先日受けたSpotifyでのMetal TalksにてShawnは

「Slipknotの状況は大きく変わってしまった。俺達は長い事活動しているから必然なのかもしれない。俺達はこれまで一緒にやってきたツアーのクルーを新しくし、新しい家族となってツアーを行っている。この変化は誰のせいでも無いんだ。俺達9人のメンバーが全員ハッピーで活動出来る為にやっている事であって他の人からの影響では無い。俺達も年々歳を重ねているからメンバーの中に心境の変化が起きる事があっても不思議ではないと理解しているよ。数ヶ月前、俺達に新しい仲間が出来た。それもまた誰のせいでもなく起きるべくして起きた事だ。人は人であり物事が起きるのは必然だからね。俺は周りの環境が変わる事を決して好んではいないんだよ。別れは辛いよね、でもバンドにはそれぞれの生活が掛かっている事も事実なんだ。俺は人にああしろ、こうしろと指図する事は出来ない、彼等が自分達で選択してやっていっているんだ。俺達は若いバンドじゃないし、そもそもデビューしたのも結構遅かった。俺は9月で50才だぞ、だから音楽活動は時に難しい事もあるのさ。多くの人々はバンドメンバーは変わらずに居て欲しいと願っているけど、健康状態、精神状態等色んな要素が絡み色々と障害が出てくるものなんだ。俺達は別に変化に強い訳では無いよ、でもメンバーに穴が出来ても直ぐに補って活動を続けて行ける能力のあるバンドだと思っている。

新しいメンバーには本当に楽しませて貰っているよ。(Chrisが外れる)こういった状況に陥っても直ぐにこのバンドでプレイしたいという人材が見つかる事は本当に恵まれていると思っている。そして新メンバーは毎ライブに190%のパワーでパフォーマンスしてくれているよ。俺達は報道や情報操作によって簡単に崩れてしまう存在だと思っている。俺も取材やファン達の質問攻めに簡単に捕まってしまう事もあるしね。でも外部のメディアやファン達は全てを知らなくても良いと思っている。これはファミリービジネスであって俺達は今でもSlipknotに貢献してくれた全てのアーティスト、元メンバー達に感謝している。Paul Grayは他界し彼の存在は今でもメンバー全員恋しがっている。そしてSlipknotが今後も活動を続けて行くなら俺達はその度応急処置の様に補って活動を続行していくと思っている。俺達は日々ベストを尽くして俺達のファンをリスペクトし活動し続ける事しか出来ない。」と発言。

SlipknotのギタリストJim RootもThe Art And Span ShowのインタビューにてTortilla Manについて発言。
「俺達はファンがTortilla Manの正体を捜すこの状況に乗っかっているだけさ。このご時世でいつかは暴かれる日が来ると思っている。(Tortilla Manについて)凄い奴だよ。このバンドに来る前まで彼の事はそこまで詳しく知らなかったけど、素晴らしいミュージシャンだ。凄腕のピアニストであり、パーカッションの腕も素晴らしい。彼は人の家のガレージのバンドリハで音楽を学んだ様な奴ではなくキチンとした音楽の教育を受けた奴なんだよ。勿論、音楽の才能は既に持っていたんだろうね、でもそれに慢心せずに更に上のレベルに行くために彼は音楽の学位を取得したんだ。俺達の中で彼と釣り合う教育を受けた奴はいないだろうね。そして奴はライブ中に俺がプレイしている横に高位置にあるパーカッションからジャンプして着地してくる。俺的に　”高所から飛び降りたらお前の膝は直ぐにボロボロになるだろう、イカれてる”　と言いたいね。」と僅かながらTortilla Manの情報について発言。

Slipknotメンバー達はTortilla Manについての詳細情報を公開する気は無い様で、今後新譜We Are Not Your Kindのプロモーションに伴う世界規模のツアーを行うバンドを追いかけるファンによっていつかTortilla Manの正体も暴かれるだろうと見ている様です。

こちらCoreyのインタビュー記事：　https://themusic.com.au/features/slipknot-corey-taylor-brendan-crabb/mPWAio2Mj44
こちらShawnのインタビュー音声：　https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX4Woqxy7tpda
こちらJimのインタビュー音声：　https://omny.fm/shows/the-art-and-span-show/the-art-and-span-show-jim-root-from-slipknot

Slipknotのパーカッション通称Tortilla Manについてはファンの間で多くの議論を呼んでおり、今回Tortilla Manとは一体誰なのかという考察もアップしました。興味がある方はこちらのページまで。

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