Jason Richardson インタビュー:Chain Reaction, Anaheim, CA

 

ソロアーティストとなったJason Richardsonが開場前にインタビューに応じてくれました。Chelsea GrinやBorn Of Osirisに在籍、Jasonが居た頃のPVが一番多くのYoutube視聴者数を叩き出しているだけありJasonの注目度は高い。インタビュー内容のチェック、そして確定情報以外は余り公開しない等結構しっかりしているんだなと感心。ソロアルバムだけでなく、彼が発表したギターのプラグイン、そして彼がギター講師になる件、元バンドについても大いに語ってもらいました。

 

先ずはソロアルバム「I」の発売おめでとうございます。アルバムに対する反響はどうですか?

Jason: ありがとう。予想以上の反響を貰っているよ。俺自身大ヒットするとは思っていなかった。でも予想を超えた7200枚を初週で売り上げた事にはびっくりしたよ。レーベルのサポートも無しでエージェントと他のアーティスト達のサポートだけだったからさ、本当に驚いたよ。

 

アルバムにはSpencer Sotelo (Periphery)、Jacky Vincent (元Falling In Reverse)、Jeff Loomis (Arch Enemy)、Veil Of MayaのLukas等多くのアーティスト達がゲスト参加していますよね。彼方個人ではこの先一緒にコラボしたいアーティスト達がいたら教えてください。

Jason: そうだね。あるけど今この場でコラボしたいアーティスト名を発言して、次の機会に「出来ませんでした」とは言いたくないから大きな発表は言えないよ。Andy McKee(アコースティックギタリスト)は既に参加が決定しているよ。Spencerも次のアルバムでまた唄いたいと言っているし可能性は大かな。

 

もし出来たらこのヴォーカリストと共演したいというのは?
Jason: どうだろう、もう夢が叶ったからね。SpencerとLucas(Magyar from Veil Of Maya)の二人が俺のドリームヴォーカリストだよ。他には考えられないな。

 

このソロアルバムを人に勧めるならば、作品をどう捉えて欲しいですか?

Jason: 映画のサントラかな、テクニカルメタルとシネマティックを両方掛け合わせた様なサウンド。テクニカルなメタルを好きな人も、シネマティックなサントラが好きな人両方が満足してくれる様なサウンドを目指したからね。クレイジーな数値の拍子で全てを演奏している訳ではないから、皆が聴ける作品を作る事に専念したよ。でも人によってはもっとクレイジーな曲は無いのかと不平を言う人もいるけど、彼等を完全に満足させる事は出来ないのさ。俺は自分のソロ作品が大好きだよ。

 

これまで彼方はChelsea Grin、Born Of Osiris、All Shall Perishといったバンドでプレイしてきました。今回のソロアルバムを制作するにあたって、これまで経験してきた元バンドから何らかの影響を受けていると思いますか?

Jason: うーん、このアルバムについては自分自身の音楽を作る事に専念したよ。他人に意見を言われずに作れた事は本当に大きいと思っている。All Shall Perishではサポート的な役割だったから彼等の音楽を作曲する機会は無かったんだ。Born Of Osirisでは他のメンバーの意見も取り入れて制作した作品だった。彼等はテクニカルなサウンドを目指していたから俺のサウンドと方向性は一応合っていた。でもChelsea Grinに関しては俺自身が目指すサウンドを少し遠慮しなければならなかった。彼等をどうこう言うつもりはないよ。ただ俺がChelsea Grinに加入した当時、彼等は既に2枚のアルバムとEPを発表しており、彼等のデスコアサウンドが大好きなファンが出来ていた状態だった。だから俺が入ってサウンドをテクニカルなメタルにしてしまったら、彼等のスロウでブレイクダウンの多いサウンドを期待したファンはガッカリしてしまうだろ。だから俺は一歩退いた状態で彼等のアルバムを制作していたのさ。(ソロアルバムに収録している)曲RetrogradeはChelsea Grinを脱退する前に書いたんだよ。曲を彼等に聴かせたら「ちょっと色々ありすぎるね。」と見送られたのさ。そういう事もあって、自分の信じたサウンドを発表出来る環境が欲しかったからあのバンドを脱退したのさ。友好的な別れだったよ。お互い何の悪感情もない。彼等は彼等に合ったサウンドで活動しているし、俺も自分の信じたサウンドで勝負している、お互いにこれで良かったんだよ。彼等とは今でも友達さ。

 

これまで在籍した元バンドが発表している新作等は聴いていますか?もし良ければ今貴方が聴いているお勧めのアーティスト等も教えてください。

Jason: いや俺は彼等の作品は聴いてないよ。実は最近全く音楽を聴いてないんだ。ストリーミングサービスでも聞いてないし、俺の作品もサービスに入れてないしね。余り配信サービスを俺は歓迎していないだ。でも何か良い音楽を誰かから教えてもらわなきゃね。

 

最近プロデューサーJoey Sturgisと一緒にプラグインを開発しましたよね。多くのアーティスト達が目指したサウンドを追求出来るクリエイティブなツールを提供する事は素晴らしい事だと思います。プラグインについて説明してくれますか?

Jason: Pluginは俺のソロアルバムと瓜二つのトーンが出来る様になっているんだ。全てが一つのマシンに入っている、三種類のアンプヘッドが入っていてリズムヘッドには、Friedman、Friedman Middle、PRS Archonが用意されている。ソロアルバムのミキサーを担当したTaylor Larsonのアイディアで全てが一まとめにされている優れたマシンだ。大金を掛けてサウンドを作らなくても、これ一台で全て出来るんだよ。

 

サイトを拝見し値段を見て驚きました。全ての要素が入って99ドルは安くないですか?

俺も始めてこの企画を聞いた時はびっくりしたよ。こんなに安くあの音が作れるんだぜ(笑)。Joey Sturgis(プロデューサー)が全てのインパルスレスポンスを上手く収集してくれてあのマシンを作ってくれたのさ。俺はただあの場所に居ただけで、機器等には全く手をつけてないよ。TaylorとJoeyがいてくれたからあのマシンが出来たのさ。

Jasonのプラグインはこちらから: https://joeysturgistones.com/products/toneforge-jason-richardson

 

日本のアーティストやギタープレイヤー達もあのマシンを購入出来ますか?

Jason: 多分日本の人達もオーダー出来るんじゃないかな、オーダー上のトラブルは聞いた事がないな。

 

そしてこの夏行われる予定のDream TheaterのJohn Petrucciが主催するギターセミナーに講師として出ると聞きました。凄い事ですよ。どういった経緯で講師を引き受けることになったのか教えてくれますか?

Jason: (笑)全くだよ。あのインストラクターとしての発表がある数日前に俺が用を足して携帯を見ていたら突然「John Petrucciから彼方へ」みたいなメールが飛び込んできたんだ。メールはあのイベントを企画しているスタッフからだったんだけど「講師を遣ってみませんか?」というリクエストのメールだったんだよ。メールを読み終わって正に放心状態だったね。俺自身受講生として参加したいな、と思っていたイベントだっただけに本当にびっくりだったよ。人生何が起こるか本当に解らないよね。JohnとはNNAM(世界最大規模の楽器ショー)でも何度も会って話をしている。ギターセミナーで何を教えるかはまだ決めてないよ。先日NAMMでJohnに会った時も、彼もどういうイベントになるか具体的な考えは無かったからね。これからどういう事を教えるか考えていくよ。

 

今後日本公演を行う予定等はありますか?もし日本に行けたら興味のあるものはありますか?

Jason: 日本で是非ライブを遣りたいよね。今は日本でのツアーが出来る事を祈っているだけさ。個人的に大きなガンダムのモデルが見たいんだよ。昔ガンダムのアニメを良く観ていてね。たまに時間がある時はガンプラもするんだよ。ついこの前も大きな作品を数日掛けて作り上げたところさ。見せてあげるよ。(と言って自身の携帯から写真を見せて貰いました。)

https://www.instagram.com/p/BNUnQ5sAIG3/?taken-by=jasonreevesrichardson&hl=en

 

それでは最後に日本のファンの方々にメッセージをお願いします。

Jason: 日本に行ってみんなに会いたいよ。ヤングギター誌が連絡くれたんだけど、まだ返事が無くてね。日本に行ける事を願っているよ。

 

貴重な時間ありがとうございました。ライブ楽しみにしてます。

Jason: ありがとう。