Knotfest LOS ANGELES 2021
Knotfestが南カリフォルニアにて開催決定。
Slipknotが主催するKnotfestが南カリフォルニアに帰還し4年振りに開催。Knotfest Roadshowと銘打ったツアー形式の公演は2019年に行ったが、フェス形式のKnotfestは2017年のOzzfest Meets Knotfest以来となる。このKnotfest LAを開催する前にSlipknotは地元IowaにてKnotfestを開催しIowaからLAまでの移動にツアー形式であるRoadshowを慣行。SlipknotはKillswitch Engage、Fever 333、Code Orangeを引き連れ全米を周る予定となっている。Roadshowの終着点であるLAにてSlipknotはイギリスからBring Me The Horizonを呼び、Vended、そしてCherry Bombsを追加し開催。Slipknotは同Knotfest LAでのライブパフォーマンスをストリーミング配信する事を発表しています。ライブストリーミング配信ではサポートのKillswitch Engage、Fever 333、Code Orange、Vended、Cherry Bombsのライブも見れるようです。
コロナウイルスの感染が拡大し多くのアーティスト達やライブ音楽業界が自粛する事となった2020年から一年以上が経ち、コロナウイルスワクチンの接種が進むアメリカにてライブエンターテイメントが復活。この記事を書いている中、アメリカはようやく国内ワクチン接種率70%に到達。デルタ株等まだまだ不安要素は尽きないもの多くのアーティスト達はツアー活動を再開させています。Iowaにて開催するKnotfestの半分である7組のアーティスト達によるKnotfest LAですが、今後パンデミックがどうなっていくのかを考慮すると仕方のない事なのかもしれない。先ずは無事開催できSlipknot、出演アーティスト達、ライブエンターテイメント関係者そして音楽を愛するファン達が夢の様な一日を実現でる日が来るようポジティブに願っています。
Knotfest key benefits 1: 幅広いジャンルのアーティスト達。
新旧バンドは勿論、メタルコア、ラップメタル、ハードコアパンク、Bring Me The Horizonに至ってはメタルからポップロックと幅広いサウンドをプレイ。またCherry Bombsはプロフェッショナルなダンスグループ。
knotfest key benefits 2: 海外からのアーティストも参加。
コロナウイルスの影響もあり、Iowaで開催予定のKnotfestや米国で予定しているその他のロックフェスでも海外からのアーティスト達の出演は少ない。Knotfest Iowaでは米国内アーティスト達のみの出演リストだがKnotfest LAにはイギリスからのBring Me The Horizonが出演予定となっている。この記事を書いた数日前に英国でも出入国規制を解除され、米国でもイギリスからの渡航者でワクチン接種者であれば隔離機関は不必要としている。
knotfest key reason: Rest In Peace Joey Jordison。
Slipknotの結成メンバーにして、2013年に脱退したドラムJoey Jordisonが2021年7月26日に他界したニュースは多くの人々にショックと悲しみを与えました。Slipknotも公式に追悼し「Joeyが居なければ俺達はここに居なかった」とJoeyの訃報はバンドにとって言葉では言い表せない大きな悲しみをもたらしている事を発表。JoeyとSlipknot、お互い別々の道を歩む事を選択した両者ですが長年苦楽を共にした仲間であり、2010年に他界したPaul Grayと同じくバンドは何かしらJoeyを称えるメッセージ等を残す可能性もあります。
それでは、気になる要チェック出演バンド達を紹介:
Bring Me The Horizon
今や世界が注目するバンドの一つとなったBring Me The Horizon。Knotfestは2015年の南カリフォルニア以来の6年振りの出演となる。2019年に発売したアルバムAmoはジャンルを超えた成功を収め、ハードロックとアートポップを組み合わせたサウンドは初期時代の彼等のサウンドとは完全に決別する作品となった。そして昨年、Amoのサウンドを昇華させヘビーなサウンドを回帰させロックダウン中に作曲した最新EP作品Post Human: Survival Horrorは2020年の衝撃と混乱のリアルタイムで描いた作品でこちらも世界中で評価を受けた。近年のBring Me The Horizonは数十年前のバンドとはサウンドそして立ち位置も別レベルとなり米国やアジア圏でも成功を収めている。そんな彼等が最新作Post Humanを引っさげ米国では同作の楽曲を初披露となる場所がKnotfest LAであり注目度は非常に高い。
Code Orange
結成当初はCode Orange Kidsという名前で活動。ハードコアをベースにメタリックなギターリフを取り入れたサウンド、ドラムJami(現在ライブではリードヴォーカルに専念)とギターRebaのツインヴォーカル体制となっている。メンバーがまだ高校生の時から活動しており、彼等の才能を既に見抜いていたカオティックハードコアConvergeのフロントマンJacobは高校生であるにも関わらず自身のレーベルDeathwish Incと契約させる。Deathwishにて2枚のアルバムを発表。そしてバンド名を変更後、バンドはRoadrunnerレコードと契約し昨年最新作Underneathを発表。これまでもSlipknotのCorey(2018年にはCoreyがゲスト出演した曲The Huntをリリース)、Lamb Of GodのRandy等が絶賛、System Of A DownもCode Orangeをメインサポートに抜擢するなど話題を集めているバンドである。
Killswitch Engage
これまでSlipknotとは何度も共演経験のあるKillswitch Engageは5年振りとなるKnotfestの出演。2019年に最新作Atonementを発表し2020年は大規模なツアー計画をしていたバンドだったがコロナウイルスの影響によって現在ツアー計画は延期となっている。結成から20年以上、メタル界の第一線で活躍する彼等の圧倒的なライブパフォーマンスを待ち遠しく思っている人も多いはず。バンドが力作と称する最新作Atonement、そしてこれまで発表してきたメロディックデスメタルとハードコアの双方から影響を受けたアグレッシブであり叙情的なメロディーと時にバラードヴォーカルも披露するヴォーカルは唯一無二の存在。ライブではサークルピット、クラウドサーフをガンガン起こさせる。