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System Of A DownのDaronがバンドの現状について発言。

June 5, 2018

System Of A Downのギタリスト兼ヴォーカルDaron MalakianがSystem Of A Downの現状、自身のバンドScars On Broadwayの新譜、そして昨年亡くなったLinkin Parkの故Chester Benningtonについて語る。

 

Daronは7月に自身のバンドScars On Broadwayとして10年振り、二作目となるDictatorを発表予定。新譜が完成し発表出来る環境が整った事でDaronはRevolver誌のインタビューに応えています。

 

同誌のインタビュー記事は長文ですので、数か所を簡潔にまとめました。
「System Of A Downについては現段階で停止している状態なんだ。それだけに僕も何か違う活動をしなきゃいけないとなってね、Systemの新しい活動を期待しているファンが多い事も知っているから、このタイミングでScars On Broadwayをやる事については何度も思いつめたかな。System Of A Downは全く先が見えない宙ぶらりん状態なだけに、僕も今後の事について聞かれるとレスポンスをするのに困ってしまうし、インタビューの記者にいら立ちを覚えてしまうんだ。でも現在ではSystem Of A Downの未来については思い詰める事なく吹っ切れた感じになれて、Scars On Broadwayをやりやすくなったかな。

 

System Of A Downのは今後もライブをする予定があるし、今後何かをしようかという話もちらほらあるだけに完璧な活動休止では無いんだよ。それだけに、僕としても作曲していて、これはSystem Of A Downの今後の為にセーブしておこう、と曲を公表する事はこれまで無かった。この事がScars On Broadwayの新譜の発表が10年も掛かった要因だよ。System Of A Downでは何時でもメンバー間で、新譜を作るぞという話があっては消える事が何度もあったんだ。でも流石に僕も自分が作って来た多くの楽曲をセーブし待つ事に耐えられなくなってしまったんだね。今回Scars On Broadwayとしてこれらの曲を発表出来る事はとても嬉しいよ。正直に言うと、僕が作曲してきた曲の殆どはSystem Of A DownでもScars On Broadwayとしても使える曲ばかりなんだ。

 

System Of A Downの新譜が今後発表される事は、”無い”、という訳ではないんだよ。ただ現在は僕等が一緒に何かを作って発表するという事は無いという事。僕はSystem Of A Downを諦めたわけじゃないしSystem Of A Downとしてライブをこれからも続けて行くしね。そして僕らメンバーは全員友人で、彼等は僕の新曲Liveを自身のFacebookやInstagramsに投稿してPRサポートしてくれたんだよ。僕等は何か別の活動をしたい、そして音楽活動以外の別の人生を見ているといった感じかな。次に発表するSystem Of A Downの新譜の方向性についてもメンバー間で意見が異なるケースもあった。僕はそれはそれで良いと思っているんだ。いつまでも活動出来ないからってしんみりしていても仕方がないからね。ただ、一つだけイラつくのは、やる、やらない、で長い事待たされた事かな。

 

僕が初めてScars On Broadwayとしてアルバムを発表した時(2008年)ではSystem Of A Downのファン達は少し違和感があった様で、”これはSystemじゃないよ、いつになったらSystemの新しい曲が聴けるの?” といった反応だったのが、今回新曲Livesを発表したらファンから ”もっとScarsを聴きたい” と良いレスポンスが返ってきたんだよ。Scars On Broadwayに対して良いレスポンスが帰ってきた事で僕の方もやる気が出てきた感じだね。」

とSystemの現状はライブを行う予定は立てているが新譜のレコーディングはしていない事を明らかにしました。

 

そしてインタビューでは昨年他界したLinkin ParkのChesterについて、メモリアルライブでDaronが出演しLPと一緒に共演したことについても発言。

 

「訃報を聞いた時は本当にショックだったよ。生前、僕と会っている時のChesterは鬱なんて感じさせない人柄だった。そして、僕が気分的に落ち込んでいた時は、彼が励ましてくれてた事もあった。彼はそういう人だったね。ChesterとLinkin ParkのMikeと一緒にレコーディングをしたけど(2014年発表のRebellion)」、本当にやり易い環境を作ってくれて素晴らしいレコーディングだった事は覚えているよ。あのメモリアルライブはとても印象的な思い出だよ。あのライブでは、生前のChesterの歌声をバックトラックで流しその上から僕らが熱唱し演奏するやり方だったんだよ。ライブ中Chesterのヴォーカルが聞こえてくるんだ。リハーサル時、LPメンバー達はChesterの歌声を聴くのは辛いと話していてね。あのメモリアルライブは、彼等にとって違った意味で難しいライブだったんじゃないかな。でも僕の心はいつまでも彼等と共にあるし、Chesterが亡くなった事はメンバー達にとって本当の意味での大打撃だったと思うね。」

 

またインタビューでは、Scars On Broadwayの新譜についてDaronが一人で全ての楽器やヴォーカルレコーディングを行った事も発言。またデビュー作はロック調だったが、今回の新譜はよりメタル系な作品であるとも発言。

こちらから新曲LIVES: https://youtu.be/wsmmQ1EqSIc
こちらは新曲Dictator: https://youtu.be/6uP1jKIJoYQ

 

こちらからインタビュー記事:

https://www.revolvermag.com/music/daron-malakian-talks-scars-broadway-system-down-chester-bennington

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