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SlipknotのMickがバンドのベストアルバムや自身のワーストアルバムを発表。

January 24, 2019

先日、スタジオ入りし新譜の制作をしている事を発表したSlipknot。今回バンドのギタリストMick Thomsonが思い入れのあるアルバムを発表。

 

初めて買ったアルバムは:
KISSのDestroyer(1976)。近所のガレージセールにて25セントで購入。当時Mickは七歳。既にKISSの事は知っていたがアルバムカーバーに刺激を受けて購入したとのこと。

 

聴いた瞬間ぶっ飛んだアルバムは:
Malevolent CreationのEnvenomed(2000)。アルバム発表前、MickはMalevolent CreationのPhilと友人達とフロリダをドライブしており、できたてのアルバムを初めて聴かせて貰いその出来栄えに興奮しドライブしていた車のスピードが上がり事故を起こしてしまったそうです。(幸い怪我人は無かったそう。)

 

もし出来たら自分で作ってみたかったアルバムは:
The Rolling StonesのExile On Main Street(1972)。Mick曰く、これ程まで最初から最後まで完璧な作品があったら教えて欲しいとのこと。

 

もし若い人がメタルを教えて欲しいと言ってきたら勧めるアルバムは:
Deicideのセルフタイトル(1990)。聞かれた時の場合による。The Number Of The Beast(Iron Maiden)やMaster of Puppets(Metallica)とも言うかもしれない。しかし、このアルバムの生々しさ、そして素晴らしいギターリフ、そして憤怒に満ちた表現は最高。レコーディングの質はイマイチだがソロパートはカオスで最高にサタニックな作品。このアルバムかOnce Upon The Crossは傑作とのこと。

 

自身の葬儀で掛けて欲しいアルバムは:
Electric SixのFire(2003)。彼等は計算してキャッチーで愉快な音楽を作る事が出来る。このサウンドが葬儀で来るとは誰も思わないだろうねと説明。

 

ワークアウト時で必要なアルバムは:
Flotsam and JetsamのDoomsday For the Deceiver(1986)。全体的に速い曲が多く、She Took An Axeなんか斧で人を殺したLizzie Bordenについての曲だけど最高に速いしぶっ飛んだ曲でワークアウトには最適と説明。

 

誰も俺がこのアルバムを持っているとは予想しないアルバムは:
FishboneのTrust and Soul(1988)。ベースラインが素晴らしいからが理由。兎に角良い気分にさせてくれる。

 

気に入っているアルバムカーバーは:

KISSのAlive II(1977)。カバーアートに関してはGeneの流す汗や血がインパクトを与えてくれ、正しくこのアルバムのメイクアップが自身に影響を与えた事は間違いない。

 

絶対に忘れないアルバムは:
Slipknotのセルフタイトル(1999)。一枚と決めるのは難しい、これまで発表したアルバムは全て違いのある内容でありそして全ての作品が俺達を表している。このセルフタイトルを作るのに数年要したが、全くプレッシャーの無い環境で自由に作曲出来た事で自分達に素直な作品。あのフリーダムな制作期間で自分達はルールも無しに作りたい作品を作る事が出来たと説明。

 

出来が悪い印象のアルバムは:
Metallicaのセルフタイトル(通称ブラックアルバム)(1991)。今ではバンドに居るミュージシャンという事で何故Metallicaがこのアルバムを作る事になったのか理解は出来る。同じ作品を何度も作る事は退屈である。理解は出来るが前4作を非常に気に入っていた自分はブラックアルバムを聴いて酷く失望。メタルファンに対しての侮辱行為と思い込みMetallicaの事はその後何年か聞くことはなかったそう。Slipknotも同じようにサウンドが変わっていくのか?自分はそうは思わない。そして自分は自身の髪を切る様なまねはしていないと発言。と以上Mickの大切なアルバムリスト。

 

以外だったのはオルタナロックElectric SixやFishboneが好きだった所でしょうか。ミクスチャーロックFishboneは渋いチョイスだと思います。MetallicaのブラックアルバムのせいでMetallicaを聞かなくなったらしいですが若い時はある事ですね。そして、やはり全ての始まりであり、またMick自身の人生が変わった一枚であるSlipknotセルフタイトルは大切な作品なんだと思います。小さい頃からKISSが好きだった所が何となくSlipknotに通ずる所はあるような気がしますね。

 

MickはKISSのジャケの汗や血に刺激されたと語っていますが、別のインタビュー記事でバンドやアーティスト達のツアー中のドレスや衣装を洗濯をする有名な業者であるHans-Jurgen Topf氏はこれまでU2をはじめMadonna、Beyonce、Elton John等多くのアーティスト達の衣装をクリーニングしてきましたが、同氏が上げる最も汚かった衣装がSlipknotなんだそうです。同氏によるとSlipknotのツナギ(ジャンプスーツ)はビール、クリームそして血のりで汚されており洗濯が大変だったそうです。

 

こちらMickの記事: https://www.loudersound.com/features/discs-of-doom-mick-thomson-slipknot

 

そしてTopf氏の記事: https://www.nytimes.com/2019/01/22/arts/music/tour-laundry-hans-juergen-topf.html

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