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元Machine HeadのドラマーDaveがバンドを脱退した当時の心境を語る。

June 7, 2019

昨年の秋、Machine Headにて23年間ドラムを担当してきたDave McClainが脱退。今回Robb's Metalworksにてインタビューに応えたDaveが脱退した理由について発言。

 

「脱退を決意し先ず誰よりも先に妻にその意向を伝えたよ。彼女に、”このバンドに対して愛が無くなってしまった。もうこのバンドを信じられないし、このバンドの曲についても信じられなくなってしまった” とね。決断は難しかったよ。だって俺には愛する
妻、そして犬が居るからね。誰よりも家族の事を優先してきた。バンドを脱退するという事は家族にも経済的な影響が出てしまう。ではバンドに残るか脱退するかを深く考えた時に、自分自身が幸せを感じる事が大切なんじゃないかと思ったのさ。当時のバンド状況は非常に困難でね、色んな事が起こっていた。俺は不安定な精神状態でバンド活動を行い、なんとかやって行っていたんだよ。

 

俺のMachine Headとしての最後の日本とオーストラリア公演の時、俺は大きな不安障害に陥り心臓発作を起こすんじゃないかと思う程不安定な精神状態だった。日本ツアーにて俺は毎日5-7マイルのジョギングをしていてね、渋谷にある階段を上って行っている時に突然不安障害から呼吸困難になったんだ。俺は手すりに寄りかかり懸命になって精神状態を落ち着かせようと必死だったよ。俺の中の自分が、”もう終わるんだ、バンドを脱退するんだ。でも怖い、とても怖い。” と言っていた。多くのアーティスト達がバンドを脱退する前に不安定な精神状態になる、俺もそのうちの一人であり、あのツアーでは本当に大変だったんだよ。」と日本公演の時に今後の音楽活動に不安を抱えてボロボロの精神状態で公演を乗り切った事を発言。

 

DaveはMachine Head脱退後スラッシュメタルSacred Reichに復帰。現在Daveとバンドは23年振りの新譜Awakeningを制作、新譜はこの夏発売予定。現在の心境を聞かれたDaveは、


「俺は今とても幸せだよ。今Sacred Reichというバンドでプレイしている。多くの人はSacred Reichというバンドを知らない人も多いんじゃないかな。俺達は50人程のオーディエンスの前でプレイする事もあるけど、俺はとても幸せな気分なんだ。そしてその気持ちこそが大切な事なんだよ。多くの人々は俺について、”お前はMachine Headを辞めて、いったい何をやっているんだ?20人のオーディエンスの前でプレイしているのか。” と言う人も居ると思う。でも俺には、”わかっているよ、でもこの活動が最高なのさ。” と言えるよ。この楽しい気持ちを迎えるのに俺がどれ程長い年月を要したか。俺達は自分達が信じた素晴らしい作品を作り、ツアー中仲良く楽しむ4人の仲間なんだ。」と現在のSacred Reichの活動を楽しんでいる事を発言。

 

こちらからDaveのインタビュー動画が見れます、Machine Headについては28:00頃から: https://youtu.be/LXbk-wnl4no

 

因みに別のインタビューにてDaveは2007年に発表したアルバムThe BlackeningがDaveにとって楽しかった最後のアルバムであると発言。DaveによるとThe Blackening以降Machine Headの制作プロセスは変わってしまい、全く楽しく無かった事を発言しています。


Machine Headは現在デビュー作Burn My Eyesの25周年を記念し当時のギタリストLogan MaderとドラムChris Kontosを復帰させBurn My Eyes記念ツアーを計画。Daveと同時にMachine Headを脱退したギタリストPhil DemmelはBurn My Eyesの記念ツアーについて、あのアルバムのファンにとっては素晴らしいツアーだろうね、と好意的なコメントを発言。

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