top of page

SlipknotのAlessandroがバンドの加入経緯そして自身の立ち位置について発言。

October 23, 2019

SlipknotのベーシストVmanことAlessandro Venturellaがインタビューに応え2014年にバンドへ加入した経緯等を語りました。

 

Vmanは2014年に結成メンバーであり2010年に他界したPaul Grayの後任として加入。加入当初バンドはVmanについての公式な発表は控えていましたが、バンドのプロモーションビデオやライブでのバックステージリスト用紙等からVmanの正式な加入が判明。Vmanと同時に加入したドラマーJay Weinbergも同時期に特定されました。Slipknot加入当時は30才。 イギリスで生まれ育ち(Slipknot初の外国人メンバー)、Mastodonのギター兼ヴォーカルのBrent Hindsのギターテクニシャンとして活動、Mastodon以外にはCoheed And CambriaやArchitectsのテクニシャンとして裏方で活動していました。テクニシャン業務以外には英メタルKrokodilのメンバーとしても活躍。これまでSlipknotにて.5: The Gray Chapter(2014)とWe Are Not Your Kind(2019)の制作に参加し活躍中。そんなVmanがMusicRaderのインタビューに応えSlipknotにどうやって加入出来たのか、そしてPaul Grayの後任という大役について自身の見解を述べています。

 

2014年VmanはMastodonのBrentのギターテックとしてツアーに参加しており、ある夜Vmanの電話に一本の電話が入り彼の人生が変わる事となる...


「俺とSlipknotのJim RootはMastodonのテックとして働いている時に知り合いたまに連絡を取り合う友人だったのさ。電話に出るとJimは誰かベースプレイヤーを知らないか?と言ってきたんだ。Jimから何故ベーシストを捜しているのか理由を聞いた
途端、俺は直ぐに挙手したね。でもJimは ”あれ?でもお前ベース出来たっけ?” と質問してきたんだ。(Vmanはギターテックであり、Krokodilや前進バンドであるCry For Silenceでもギターを担当)、でも俺はJimがベーシストを必要としているなら俺は何でもこなしてやる、と言ったんだよ。それからは有言実行する為にひたすら練習に明け暮れたな。」

 

それからVmanは自宅にてベースの猛練習をし、Slipknotから言われた曲数の倍の曲をマスターする。Slipknotメンバー達が見守るオーディションでは、VmanはベースギターをMastodonのベーシストTroy Sandersから借りて挑み、VmanはSlipknot
の楽曲の中でもハードでテンポの速い曲を選んで披露。

 

「オーディションが終了した後、Slipknotのメンバー達が別室に行き話を始めた。俺が待っている室内にピアノがあったんだ、俺は子供時代に習っていた事もありピアノを弾いてメンバー達が別室から出てくるのを待っていたのさ。メンバー達は驚いたろうね、ギタリストと思いきやベースもやってそしてピアノも弾いてとね。それから二週間後、俺はメンバー達とまた出会いその場でClownから ”そうだな、俺達と一緒にやれるか?” と言ってきたんだ。 直後俺は実家に電話を入れて、もうしばらくは家に帰れなくなったよ、と喜びのメッセージを入れたのさ。」

 

Vmanは2014年発表のアルバム.5: The Gray Chapterにてデビューした訳ですが本人的には今年発表したWe Are Not Your KindがSlipknotとしての本格デビューと思っている事を説明。

 

「バンドに加入した当初はPaul Grayという大役そして彼が築き上げたものをリスペクトする気持ちでやっていた。唯一無二の存在だったアーティストと同じ事は出来ないからね。だから俺のベースプレイのアプローチはPaulとは違うんだ、彼の様には出来ないよ。どんなアーティストでもそれぞれ違った性質を持っているんだ。例えばPaulが作曲した曲VermilionではPaulは色んなプレイを見せて彼自身の色を見せとても素晴らしい曲に仕上げている、俺はそういった曲をいつか作れれば良いなと思っているんだよ。Paulの作って来た楽曲を聴いた後、俺のベースを見る目が変わり、バンドにとってベーシストがどれ程大切な役割なのかより深く理解する事ができたんだ。ベースを抜いてしまうと全ての音の厚みが無くなり、逆にベース音を強くし過ぎると今度は全体の音が伝わりにくくなるんだよ。ギタリスト達がプレイする音を俺やリズム隊で通してあげなければならないのさ。アルバムWe Are Not Your Kindではメンバー達と一緒に作曲にも参加したんだ。そしてアルバムで俺はシンセやピアノも担当しているんだよ。俺が作って嬉しかったのは曲Nero Forteかな。

 

また、Slipknotのライブに置いてマスクやユニフォームを来てステージを駆け回り演奏する事は決して楽な事じゃないんだ。2015年の8月4日、俺はライブ中に突然意識を失ってステージ上で倒れこんでしまったんだ。当時、俺は炭水化物を抜いた食事をしてココナッツウォーターしか飲んでいなかったことで脱水症状を起こしてしまったんだね。もうあんなミスは犯さないよ。」

 

こちらVmanのインタビュー記事:https://www.musicradar.com/news/slipknots-vman-my-approach-isnt-the-same-as-pauls-i-cant-be-him-and-never-will-be

Please reload

bottom of page