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Nine Inch NailsのTrentがラッパーのヒット曲に関与した事について発言。

October 31, 2019

Nine Inch NailsのTrent Reznorが世界的にヒットを飛ばしているラッパーLil Nas Xの曲Old Town Roadについて自身が関与していた事を発言。

2018年、無名のラッパーLil Nas Xがオランダ人プロデューサーから約3千円で買い取ったビート、そしてNine Inch NailsのアルバムGhosts I-IVに収録されている34 Ghosts IVのサンプルを使い、レコーディングスタジオの安い時間帯を使用し約2千円で一時間以内で出来上がった曲がカントリーラップソングOld Town Road。Lil Nas Xは曲のプロモーションの為にTik Tokを使い宣伝。同プロモが功を制しLil Nas XのPR動画が話題を呼び今年に入り同曲がビルボートチャート入りし同ラッパーはColumbiaレコードと契約。今年4月には一週間で同曲が約1億4300万回ストリーミングされ人気ラッパーDrakeが持っている一週間でのストリーミング記録を破る快挙を上げる。そして同曲はカントリーシンガーBilly Ray Cyrusをゲストに迎えたリミックスを発表。今年8月には音楽ストリーミング配信サービスSpotifyで10億回以上の再生記録を突破。同曲はビルボートのヒットチャートにて13週連続で1位を獲得する記録を立て、既にマルチプラチナアルバム以上のダイアモンドレコードに認定されています。

Trentが自身の音楽を他のアーティストに使用させるケースはこれまでにもあり故Johnny CashもアルバムThe Downward Spiralからの曲Hurtをカバーし発表。同カバーはヒットし生前のJohnny Cash最後のヒット曲となりました。

今回、曲Old Town Roadがヒットしこれまで一度も同曲について自身の見解を述べた事の無いTrentがRollingstone誌のインタビューを受け、初めて自身の同曲に対する思いを語りました。

「ある日俺のマネージメントの所に、パニくったマネージャー(Lil Nas X側)から電話があり、自身が担当している曲にはアルバムGhostsからの楽曲のサンプルを使用しており、直ぐに同サンプル使用OKの許可が欲しいと言って来たんだ。あの時点ではまだ曲Ghosts IVの使用を法的に認めていなかったからあのマネージャーは焦っていたんだろうね。既に同曲はSpotifyでチャート入りしてある程度人気を得ていたから、俺のマネージメントも、どうする?、と聞いてきたんだよ。俺は、”サンプルを使用する事は別に良い事だと思う、何とか許可してやってくれないか、曲Old Town Roadのヒットの妨げにはならない様にして欲しい。” とだけ伝えたんだよ。その数週間後、俺は同曲の大ヒットを聞いて、とんでもない事になった、と驚いたよ。

これまで同曲について一切コメントをあげなかったのも、俺の出る幕ではないと思っていたからなんだ。一つの素材があって、それを有効に使った所素材とは全く違った壮大な作品になったという事であって、注目されるべき人物はLil Nas Xやプロデューサー達なんだ。彼等は俺に対してもプロモ映像でゲスト出演してくれないか?と打診してきたが、それも違うかなと思ってね、そもそも俺がスポットライトに当たるべき作品では無いのだから、という理由で丁重に出演は断わったよ。

俺の名はあの曲のクレジットに載る事になるし、俺にとって{どうでも良いけど一位になった曲}については本当に予想外だったんだ。でもこの世界ではいつだって変な現象が起きる時がある。あの曲については、俺自身よくやったなという達成感みたいなものが出てこない作品なんだよ。」

インタビューにてTrentは曲Old Town Roadの感想を聞かれ、「否定出来ない程のキャッチーさ」「俺の頭の中が一杯になるまでこびり付いた曲」と発言。

こちらNine Inch Nailsの曲Ghosts IVー34: https://youtu.be/XF_ceFugJjQ
そしてこちらがLil Nas Xの曲Old Town Road: https://youtu.be/w2Ov5jzm3j8

Rolling Stone誌の記事:https://www.rollingstone.com/music/music-news/trent-reznor-old-town-road-903889/

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