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故Dimebag Darrellが他界する直前までPantera再結成計画があった事が明かされる。

February 26, 2020

元PanteraそしてDamageplanにて活躍したギタリストDarrell Lance Abbott (Dimebag Darrell)が2004年に他界する前にPanteraを再結成させる計画があった事が発表。

 

Panteraは1981年にDimebagと兄でドラマーVincent Paul Abbott(Vinnie Paul)によって結成。1982年にベーシストRex Brownが加入し、1986年にヴォーカルPhilip Anselmoが加入するまで幾度かメンバーチェンジがあったものPhilip加入後は長く4ピースで活動。また1991年にメタルの流れを変えたと言われるアルバムCowboys From Hellを発表、その後アルバムVulgar Display Of PowerやFar Beyond Drivenを発表し絶大な人気を誇るバンドに成長。2000年にバンドの最終作品となったReinventing The Steelを発表後、日本で行われたBeast Feast2001に出演し、結果的にこれがPanteraの4メンバーによる最後のライブとなり2003年にバンドは解散を発表。

 

こちらBeast Feastでのライブ映像: https://youtu.be/wCbn-vJmP1I 
こちらSlayerのKerry Kingと共演: https://youtu.be/mL-P7CaWDOk

 

DimebagとVinnieはPantera解散後Halfordで活躍していたPatrick Lachmanとタトゥで知り合ったミュージシャンBob Zillaを入れてDamageplanを結成。しかし、2004年12月にDamageplanでのColumbus公演にてライブ中にDimebagが銃殺されこの事件によりDamageplanは解散。Damageplanの事件から二年後Vinnie

がMudvayneのヴォーカルChad GrayとギタリストGreg TibbettそしてNothingfaceのギタリストTom Maxwell等と新バンドHellyeahを結成。Hellyeahは順調な活動を行っていた、しかし、Vinnieは2018年に拡張型心筋症から来る心不全にて54歳で他界。HellyeahはStone SourのドラムRoy Mayorgaを加入させて活動を継続。

 

Vinnieは弟であるDimebagの眠るお墓と兄弟の母親Carolynさんが眠るお墓の横に安置された事が発表。Vinnieが生前大ファンだったKISSがデザインされた棺と共に安らかに埋葬されたそうです。

 

今回Dimebagの親友でありPantera、Damageplan、Slipknotの映像作品等を手掛けたDaryl Arnberger(Bobby Tongs)氏がLandry.audioのインタビューに応え生前のDimebagについて語りました。

 

「Dimebagは本当にPanteraを再結成させるつもりだったんだ。俺がDimebagに最後にあったのは2004年の11月だ(他界する一か月前)。当時SlipknotだったかMarilyn Mansonとの仕事で出かける前であり時間があったからDimebagの家に寄ったのさ。Dimebagは俺を迎え入れてくれ俺達は色んな事を喋ったよ。彼は、”Damageplanでもう一度12月にツアーに出るけどクリスマスにはまた会おうぜ” って言ってくれた。そして彼は ”Damageplanのツアー後は一旦休みを取ってから今働きかけているプロジェクトを絶対に遂行してみせるよ。俺が出来る事全てを使って(Panteraの)あいつ等を再結成させ今度こそキチンと活動を行うんだ” と張り切っていた。彼が言うにはDamageplanは全てをやり切った感じであり、彼としてはPanteraに戻って活動したかった様子だった。

 

DimebagはDamageplanの他のメンバーの意欲が薄れてきている事を感じていた。彼自身PanteraにてPhilipやRexと一緒にやったスペシャルな感覚はDamageplanでは感じておらずPanteraこそ彼の真のバンドと思っていたんだろうね。」とDimebagは他界する直前までPanteraの復活を目指して働きかけていた事を発言。

 

またインタビューではBobby Tongs氏は現在PhilipとRexとも話しており、Philipとは関係を修復するのに時間は掛かったが、Philipはドラッグと縁を切り心から元Panteraメンバーと関係者達に対して謝罪しており、Dimebagの死後、そしてVinnieの死後に会って話をした事を発言。同氏は、恐らくVinnieは生涯Philipの事を許す事は無かったと発言。しかし、Dimebagはどうだったか分からないとし、DimebagだったらPhilipをまた受け入れていたのかもしれないと発言。

 

こちらBobby Tongs氏のインタビュー記事:https://loudwire.com/dimebag-hoped-to-reunite-pantera-before-death/

 

以前Philipはインタビューにて:

 

「(これまで公にPhilipとVinnieはお互いの意見をぶつけ合い決して仲は良くなかった事について)俺ははっきりさせたいが、Panteraをやっていた時は大親友だったのが、俺達の溝は年を重ねる毎に開いていったよね、本来ならお互い信頼しあった仲だっただけにあのぶつかり合いは本当に酷い思い出だよ。Vinnieが亡くなった事については、皆には味わって欲しくない程の深い悲しみと心の痛みだ。だからこそ皆には大切な友人や知人には優しくして欲しい。意見がぶつかり合う事もあるかもしれない、しかしそういった意見の相違も置いて、お互いを認め合い大切な関係を続けて行って欲しいね。Vinnieは素晴らしい男であり、最高なミュージシャンであった。凄まじいドラムプレイに、計画性のある男で誰よりもきちんとしていた。本当の所Pantera時代、俺、DimeそしてRexは皆大概酔っぱらっていて毎回Vinnieだけがきちんと活動をしていたよ。彼はツアー中、俺らが酔っぱらっている中、運転もやったしライブのセッティングもやっていた。Vince本当にありがとう。彼は本当に真面目な男だったよ。」とVinnieに感謝する発言。

 

Panteraについて後悔する所はあるかという質問にPhilipは:

 

「俺は過去に生きている訳ではないからね、でも何時だって俺はあの頃の活動を思い出す事は出来るんだ。あの昔の記憶、そしてDimebagの事を夢でも見る事もあるんだよ。Dimebagが生きていてくれたらなと何時だって思っているさ。そして、俺とDimebagはもっと昔に仲直りするべきであったとも思っているよ。俺達は本当は仲が良かったんだ。Panteraは一定の成功を収めたバンドだったら誰でも体験する事だと思うけど、メンバーの成長や価値観、プライベートな件についてまとめあげ維持していくのはバンドにとって本当に困難な事なんだ。The Beatlesや他の解散した先輩バンドも同じだと思うよ。そして成功を収めてライブを披露する会場もどんどん大きくなっていく事も俺的に耐えられない要素だったのかもしれないな。俺はいつだって小さくて汚い、パンクなロッククラブが性に合っていると思っているからね。」

 

現在PhilipはソロバンドPhilip H. Anselmo&The IllegalsにてPanteraの楽曲をライブにて披露しています。またPhilipとRex、そしてDimebagやVinnieと親友であったBlack Label SocietyのZakk Wyldeを迎えてPanteraの復活をという声が上がっており、その事についてDimebagと長い付き合いでガールフレンドだったRita Haneyさんもインタビューにて ”Panteraの復活ニュースはとても嬉しいし再結成ツアーとなったら全公演観に行きたい。しかし再結成というのはDimebagやVinnieが居ない今となっては矛盾していると思っており、再結成ではなくPanteraのトリビュートとして活動すれば問題は無いと思う” と発言しています。

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