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IssuesのTylerが自身の性的違法行為について発表。

September 3, 2020

Issuesの元ヴォーカルTyler Carterが自身に対する性的違法行為についてSNSにて公式に謝罪文を掲載しました。

 

Issuesは2012年、当時メタルコアWoe, Is Meを脱退していたTyler、Michael Bohn、キーボードBen Ferris、そしてベーシストCory Ferrisによって結成。Ferris兄弟が初期時に脱退したもの、TylerとMichaelはギタリストAdrian(AJ)、そしてベーシストにSkyler Acord、キーボード/ターンテーブルTyler Acordを加え本格的に活動を開始。初期時にドラムの変更がありJosh Manuelが加入。これまでバンドは二枚のEP、そして3枚のアルバムを発表。三作目のアルバムBeautiful Oblivion (2018)を発表する前に、前作Headspace (2016)のプロモーションを伴うツアー終了後バンドはMichaelの脱退を発表。4ピースとなりBeautiful Oblivionを発表しこれまで活動を続けていました。コロナウイルスの感染拡大によりバンド活動はストップするもTyler自身はソロアーティストとしてアコギ作品を発表していました。

 

しかし、先日バンドは突如Tylerとの決別をツイート。バンドはTylerに対する性的違法行為やそれを目的とする未成年者への接触に関する告発が出ており、バンドメンバーであるJosh、Skyler、AJは被害者の声を信じるとしTylerと今後一緒に活動する事は出来ない、と発表。ツイッターには未成年時にTylerから性的暴行を受けた、そしてGrooming(成人が性的暴行を目的として未成年者に近づく行為)行為があった等の告発が数件出ていました。

 

そして今日Tylerが以下に発表。


「正直に語るよ、俺は数十年の音楽活動において過ちを犯していた。自分は犯してはならない領域に足を踏み入れ他人に接触していた。音楽活動を始めた初期の頃では、そのラインが最も曖昧な時期であり自身の影響で多くのトラブルを抱えた事があった。当時は自身の立場をわきまえた言動を軽視している部分があり、恥ずかしい事に数年経ってその事に気づかされた自分が居た。

 

俺は人生の中で外的に他人を傷つける行為を働いた事は無い。しかし、自身の行き過ぎた言動やアーティストとしてのパワハラ行為によって多くの人々の精神を傷つけてしまった事は事実である。俺は自身の連絡先を開口し多くの人々を受け入れ、後先も考えない軽薄な振舞いをしていた。自身の中でラインを曖昧化しファンとそして他人とコミュニケーションを取っていた。俺は最低だよ。俺は自分自身を開放し続け、自身の規律を正す事を全くしていなかった。

 

自身の違法行為については重々承知し反省している。そしてこの何年も謝罪を重ねて来た。”あの時魔が差したんだ、ごめんなさい” ではなく、魅力的に見せ接触し滑稽だった過去の自分そしてもうあの頃には戻らないと自分自身を戒めてきた。

 

過去には以前接触のあった人へ謝罪し、自分は貴方を傷つけていた、自分の立場を利用して近づいた事は大きな間違いであり、貴方達の受けた傷が癒え人生を歩んで行ってくれる事だけを願っていると伝えてきた。

 

人によっては精神のキャパシティーが広いから受け方も様々といった見方もあるかもしれないがそういった理由で自身の違法行為をそらす事はできない。俺はいつだって自身の犯したを最悪な判断と言動を反省する立場だと思っている、そして今後も謝罪する生き方を続けて行く。

 

自身を悪者、やりすぎな男と見た事は無かったが、自身よりも若い人々に近づいて行った行為は許されるものではない。これまでもドラッグ、アルコール、そして小さい頃のトラウマ等をセラピーやリハビリを行っていたが、その度に自身の犯した過ちそして他人を傷つけてしまっている事実に気づかされてきた。俺はこれからもカウンセリングや治療機関を利用し自分の根底にある問題と向き合い改善し成長していくようにしたい。

 

自身のナルシストで横暴な態度によって被害を受けた人は家族の様な人だった。俺は一生かけて自身の過ちを恥じり、Heartbreakし、ラインを踏み越え私欲によって友人、ブラザー関係を踏みにじった行為を深く受け止めていく。Heartbreakという言葉を使った理由は、現在の自分はこれまで犯した行為によって人々が想像もつかない程のストレスや怒りがある事を理解しているからだ。俺は貴方達の声を聴いて理解している。そして本当にごめんなさい。

 

そして俺を信じてくれていた人へ、貴方達を失望させて本当にごめんなさい。本来なら先頭にたって安全で健全なスペースを共有し言葉を代弁する立場だった。この活動事態も自身の過去の過ちを懺悔するパートがあった事もある。俺はいつだって貴方達の語る話を大切にし、バンドの歌詞によって結びついている事、かけがえのないサポートによってバンド活動そして世界を変えて行こうと力を合わせた事を忘れない。俺は貴方達を失望させてしまった。貴方達を失望させ、不名誉な思いをさせてしまった事は非常に大きい、その事については今後も謝罪していくよ。

 

そして最後に俺の婚約者へ、この問題にあなたを巻き込んでしまった事を本当に申し訳ないと思っているよ。貴方は人々をポジティブにする人だから俺の過去の過ちを無視する事が出来なかったのは理解しているよ。貴方が決めた人がこういう男だったと知り自分を責めないで欲しい、俺は理解しているよ、そして自分の行いを償うつもりだ。

 

俺はIssuesを脱退する事になった。俺達が作って来た音楽、貴方達が共有し共に歩んでいった歴史は決して消える事はない。俺は今回の件で大きく自分の評価を落としたが、今後も自分自身の成長を家族と共に歩んでいくよ。

 

Infinitely  TC」

 

こちらTylerの発表文:https://twitter.com/officialtc/status/1301537352490405889

 

Tylerの発表には、よく直ぐに発表してくれたありがとう、といったサポートする言葉もあれば、発表の文に未成年者という言葉を使用しなかった事や自身を未成年愛好であると自分の罪を公に認めないと、といった厳しい声もあります。

 

Tylerの発表にもありましたが、過去に性的違法行為を行った被害者はバンドメンバーも良く知る人であり、(恐らくメンバー達がブラザー的に可愛がっていた)人だった事でTylerの解雇があそこまで早かったのではと思われます。最初の告発を投稿した方は、ツイッターのプロフィール写真も寝ぼけた男性の写真であり一見信ぴょう性を判断するべきとみている人が多く居ました。特にバンドの顔であるヴォーカリストへの告発という事で時間を掛けて話し合うのかと思いきやバンドの決断が余りにも早かったのは話題になっていました。

 

Issuesの今後の活動については発表されていません。また所属するRiseレコードも今回の件について発表していません。RiseレコードはTylerをソロアーティストとしても契約しアルバムを発表していますが、現在もTylerはRiseレコードのリストにあるようです。

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