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As I Lay Dyingが結成メンバーでドラムJordan Mancinoとの決別を発表。

6/17/2022

As I Lay Dyingが結成メンバーでドラムJordan Mancinoとの決別を発表。

メタルコアAs I Lay Dyingが結成メンバーであり、これまでバンドが発表してきた全作品にてドラムを務めたJordan Mancinoと決別した事をフロントマンTim Lambesisが発表。


Jordanは先日バンドが予定していた米ツアーに参加しない事を発表。Jordanは自身のSNSにて、As I Lay Dying(以下AILD)内にて問題が起こっており、解決できていない状態でツアー活動はしたくないと説明していました。バンドはUnearthの元ドラムNick Pierceを加入させてツアーを行っており、AILDの発表によると既にNickと一緒にスタジオ入りし新曲をレコーディングした事も発表していました。バンドからは去年ギタリストNick Nipaが正式に脱退を発表し、今年の5月にクリーンヴォーカル兼ベーシストJosh Gilbertも脱退を発表しています。


バンドは2013年にTimが殺し屋を雇い自身の奥さん(前妻)を殺そうと計画した殺人教唆の容疑で逮捕され、その後裁判にてTim自身が有罪を認める事で二年間刑務所に服役。2016年末にTimは出所し自身の過ちを認め公に謝罪しました。そして2017年にバンドはTimが逮捕された当時のメンバー達全員がバンドに復帰。Timと共に活動する事を発表しました。バンドは7年振りとなる最新作Shaped By Fireを発表し活動を再開させていました。


そして今朝TimがSNSにて以下に投稿:

「Jordan Mancinoが公表したバンド内部での問題について、俺達はファンに対し誤った情報を広めない為もう少し明確にバンドの状況について説明しておこうと思う。


この2年間、JordanはAILDメンバー達とのコミュニケーションを絶っており、彼との連絡は弁護士を通してからでないと出来なかった。


メンバー達はJordanに対し幾度もAILDが健全にポジティブに活動できるよう話し合いの機会を打診していた。


しかしパンデミック後の活動において、残されたメンバー達は一向にオープンに話し合う事がない彼に対し不公平な感情を持つ様になった。この様な状況はバンドやビジネスにおいて生産性を得ず効率的でないと俺達は考えていた。


ライブドラマーを入れてツアーを行う可能性もあった事で、ツアーが始まる一週間前に俺達はJordanに対し旧曲を一緒にプレイ、又は皆で集まって話し合うチャンスを与えた。しかし、Jordanからの返事は無く、送られた法的な書類にはJordanはバンドから離れ、バンドからロイヤリティや活動からの収入は頂くと書いてあった。


残されたメンバー達はJordan抜きでAILDの活動を継続させる方法を考えなければならなかった。今回の件については個人的な感情はない。俺達はただ音楽をプレイして行きたいだけであり、コミュニケーションを絶っているメンバーにより活動や生産性に影響がでることを回避しなければならなかった。


作曲を担当し、ツアー活動やマーチの管理をやってきた残されたメンバー達だけでもクリエイティブな野望を突き通せる自信があり、全てのクルー、プロデューサー等も熱意をもってバンドをサポートしてくれている。AILDの前進していくパワーは健在だ。


JordanはAILDにおいて長きに渡り素晴らしい演奏で楽曲を披露しており、彼のドラミングは初期作品においてこのジャンルを開拓する事に影響した。俺達は彼のこれまでの貢献と楽しい思い出に感謝している。」


こちらTimの投稿:https://www.instagram.com/p/Ce6MZn0Ak5m/


以上Timの主張でしたが、この記事を書く時点においてJordanからの新たな発表はありませんでした。もしJordanから新たな発表があれば追ってお伝えしていこうと思っています。


AILDは結成メンバーであるTimとJordanによって管理されており、バンドを脱退してもJordanにはバンドからくる利益を受け取る権利があるようです。TimとJordanはAILD結成前にはハードコアPoint Of Recognitionにて一緒にプレイしており約20年以上の付き合いがあります。Timが服役し出所してもチャンスを上げていたJordanでしたが今回ばかりは修正が不可能な関係になってしまった様でとても残念です。


2019年にAILDに在籍中だったNickが受けたインタビューにてTimともう一度バンドをやる事に抵抗や不安は無かったのかと聞かれた際:

「勿論俺達復帰メンバー全員が理解していた事で、奥さんを殺そうとした奴と一緒にバンドを組む事をどう説明するのか、こんな黒歴史に持つバンドをどうプロモートしていくかと色々と悩んだよ。復帰計画はそれこそ何度も話合いを持ちメンバーお互いの言い分を聞いてお互いを理解し合い一歩一歩メンバー間のコネクションを再構築していく方法で行ったのさ。そして次のステップは、先ずは曲を作ってみて世間の反応そして自分達が作曲をしてどう感じるか試してみたんだ。俺達は早速曲My Own Graveを作って、AILDの活動休止期間に失われていたアーティストとしての感覚みたいなものが再燃していくのを感じていたんだね。俺達は曲の出来そして復活の第一歩となる活動にポジティブなものを感じた事に大いに満足し、だったらこのバンドの復活が本物かどうか自分達で見極めてやろうじゃないかと思ったんだ。勿論、Timを入れてバンドを活動する状況について様々な質問や反論意見がある事も重々承知していたよ。でも崩壊したバンドを再構築させる為にはそれらの障壁を乗り越えて行かなくてはならないと思っているんだ、そして俺達自身の力で世間の反応を変えてみたいという思いがあったし、それによって得た経験談はきっと他の人々の役にも立つんじゃないかなと思っているんだ。」


と前向きな発言をしていました。そしてNick、Jordan、Josh、現在もAILDに在籍するPhil SgrossoそしてOh, SleeperのShane Blayを入れ結成したWovenwarについては:

「俺はいつだって違った音楽に挑戦していきたいと思っているし、Joshとも頻繁にWovenwarについては意見交換しているんだ、Wovenwarは大好きなバンドだからね。Wovenwarがスタートした時、Timを除いたメンバー達にとって新しい挑戦であり、あの当時俺達に起こっていた事件の重荷から少しでも気を紛らわせる為にも新たな活動が必要だったんだ。そしてShaneと一緒に素晴らしい活動が出来た。しかし、俺は自分にとって楽しくそして愛せる音楽活動を常に求めており、一つのバンドに集中する活動しか出来ないんだよ。As I Lay Dyingの活動に今俺はフィットしているんだ。若い時にはAs I Lay Dying以外の事は考えられなかったけど、今では家族も出来て自身のキャリア等を重視するようになったかな。As I Lay Dyingとしてまた活動出来る事には嬉しく思っているよ。ただ二つのバンドを並行して活動する程俺には時間が作れなくて、今Shaped By Fireが発表されたから少しWovenwar等の別の音楽へ時間が使えるかもしれないね。Wovenwardも友人であり素晴らしいアーティストであるShaneも大好きさ」とWovenwarはAs I Lay Dyingの多忙な活動が終わったら再開したいと当時は発言していました。


Nickは現在Mireにて活動し、JoshはSpiritboxのツアーメンバーとして活動しています。


Jordan、Nick、Joshの脱退はAILDファンにとって大きなショックとなりました。

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