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SlipknotからDJ Sid Wilsonが脱退。

8/21/2026

SlipknotからDJ Sid Wilsonが脱退。

Slipknotにて約28年在籍し活躍したDJ Sid Wilsonが脱退。これまでの脱退報道の経緯、バンドの発表、メンバー達の反応、そしてSid脱退に至った理由について考察しました。


1990年代後半、DJプレイヤーを探していたSlipknotは地元で活動していたSidにコンタクトを取り、一緒にやってみないかとオファーし一緒に練習する様になる。本腰を入れてSlipknotの活動に参加しようか決断を下す前にSidはライブを見に行った。事前にメンバー達から「俺達のライブはクレイジーなんだ」と聞かされていたSidは曲Tattered and Tornの演奏中にステージを降りて向かってきたパーカッションShawn ”Clown” Crahanに何度も頭突き食らわせる。頭突きを食らったShawnはSidを押し返し、ドラムを演奏していたJoey Jordisonに向かって「誰が何と言おうと、奴はバンドメンバー入りだ」と言ってSidのSlipknot加入が決まったそうです。Sidを入れたSlipknotはセルフタイトルアルバムを1999年にリリース後、アルバムIowa(2001)、Vo.3:(The Subliminal Verses)(2004)、All Hope Is Gone (2008)、.5:The Gray Chapter (2014)、We Are Not Your Kind (2019)、The End, So Far (2022)をリリースしていき今や世界的に有名なメタルバンドに。最近ではSidはShawn、ヴォーカルCorey Taylor、そしてギタリストJim Rootと共にAll Hope Is Gone制作時に作ったLook Outside Your Windowもリリースしています。


私生活において、2022年にSidはOzzy Osbourneの娘であり親友であったKelly Osbourneと交際していることが明らかに。2022年後半にはKellyとの間に息子が誕生。2025年7月、OzzyがBlack Sabbathとして行った最後のライブの舞台裏にてSidはKellyにプロポーズし二人は婚約。婚約から数週間後にOzzyが他界。父親の悲しみに暮れるKellyに寄り添ってサポートしているSidの様子が報道されていました。しかし、2026年3月、報道機関はSidとKellyが婚約を解消したと報道。


そして7月31日、報道機関であるTMZが、Sidがバンドから解雇されたと報じる。同メディアは、この件についてバンドに近く事情に詳しい情報筋からとし、Sidは同日の午後遅くバンドから永久追放されたことを通知されたと報道。同報道時点では、バンド側もSid本人も同件についての発表はありませんでした。しかし、Jimは自身のSNSにて以下に投稿。

「読んだことをすべて鵜呑みにしない事。立ち止まって、考えて、深呼吸をして、しばらくそのことをじっくりと噛みしめてみて欲しい。もしかしたら、もっと情報が揃うまで待つのもいいかもしれない。」とし第三者である報道機関からのニュースを受け入れてしまい混乱しているファンに向けて落ち着かせようとしていました。また、SlipknotのギタリストMick Thomsonの妻Stacyさんも自身のSNSにて映画Ferris Bueller’s Day Offからのセリフ「私の親友の姉の彼氏の兄の彼女が、ある男から聞いた話によると、その男は、昨夜31 FlavorsにてFerris(映画の主人公)が気を失うのを目撃した女の子と付き合っている少年を知っているらしい。どうやらかなり深刻な状況みたい」を引用し、ネットで読んだことをすべて鵜呑みにしちゃダメよ、とメッセージを投稿していました。


バンドとSid本人からの公式な発表がでない中、Sidは自身の知名度が上がっている事に便乗したのかグッズストアを立ち上げる。この時、バンド側が沈黙を守る事である種のメッセージを発しているのか、あるいはSlipknotというミリオンドル規模のビジネスからSidを辞めさせる為の様々な法的手続きを裏で進めているのかとファンの間では噂になっていました。脱退報道が明けた週末の始め、LAにあるスタジオの外を歩いていたSidに対して、メディアからバンド内での立場について問われるもの、Sidが質問を無視している動画がまたもTMZによって投稿。


バンドとSidの沈黙に業を煮やしたのかTMZはSid脱退に関する新たな情報を報道。TMZによると、再びバンドに近いとされる匿名の情報筋が引用され、Sidがバンドメンバーに対して示した振る舞いが問題となり、バンドがついに限界点に達したと報道。バンドは以前からSidの解雇を検討しており、脱退は予見されていたと報道。また、Slipknotは当初自らのタイミングでSidの脱退を発表するつもりだったが、その発表を前に解雇情報が漏れてしまったことで、パニックに陥ってしまったと報道。


婚約までしたKelly自身のSNSにも変化が起きており、脱退が報道され沈黙が続いているSidに対してのメッセージとにおわせる様な以下の投稿をStoriesにあげる、

「いい加減目を覚まして責任を取って。もう貴方のくだらないことには付き合えない。もう限界なの。私は幸せになりたいし、育てるべき素敵な息子がいる。私を放っておいて。心を癒やさせて。もう、貴方自身から守ることはできないの。」「ついでに、愛犬達と私の持ち物も全部返してもらえませんか。あ、そうそう、養育費も少しもらえませんか?」


最初の脱退報道から一週間が過ぎた日、SidはThe World Scratch Invitationalの共同司会者として公の場に登場した際以下に発言。

「みんな、調子はどうだ? 世界的に有名なSlipknotのSid、DJスタースクリーム/#0だよ。今夜はみんな元気かな?」と、少なくともSlipknotのメンバーであることを明かした。動画の7:05頃

https://www.youtube.com/live/2oRFOWaCb9A?si=q2aR_eVkDpnGpExM


そして脱退報道から二週間後、SlipknotはSidの脱退をオフィシャルSNSに投稿。直ぐ後に同投稿は削除されたもの、バンドが主催するKnotfestのアカウントには同じ投稿が削除されずにありました。

「即刻より、SlipknotはSid Wilsonとの関係を解消いたします。彼の今後の活躍を心よりお祈り申し上げます。

Slipknot」

https://www.instagram.com/p/DcCb1DQv__e/?utm_source=ig_embed&ig_rid=AcpCyp6n0d9HDgeiXlNhAEf


バンドから出された新たな発表を受けて、当初の脱退報道後にメディア報道を信じる事は危険だと投稿したJimも以下に投稿。

「俺が書いた内容なんて信じられないだろうね。あの時、あれを書いた時は……何を信じればいいのかわからなかったんだ。でも、今でもその意見は変わらない。今でも、読んだ事をすべて鵜呑みにすべきだとは思わない。時が経てばわかるだろう。俺のあの投稿が時代遅れになってしまったようにね。」


また、Jimと同様にネット情報の全ての信じてはいけないと注意喚起していたMickの妻Stacyさんに対しても批判的なコメントがあった事で「TMZが報じた時は事実じゃなかったんだから。それにメンバー達はみんな、いつもチャンスを与えてるって保証するわ」と返答しています。


Slipknot側の関係者が発言を撤回しはじめると、Sid本人も自身のInstagramプロフィールの経歴欄を更新し、「@slipknot 1997-2026」という記述を新たに追加しました。

https://www.instagram.com/sidthe3rd/


こちらSidとSlipknot最後のライブとなってしまった昨年のInkcarcerationフェスでのライブ映像: https://youtu.be/tRzPf-sSKQA?si=C8OujODIhRCPgMYU

Inkcarcerationフェスでの曲Tattered and TornでのSidの演奏動画: https://youtu.be/-HK9uQTNK9M?si=wEvWyvWD8oWHwUK4

そしてInkcarcerationフェスの数週間前に出演したResurrectionフェスでの全ライブ映像: https://youtu.be/g5tXsoj-lx8?si=g91OpM1p9m1eJmAa


これまでの経緯を見ていくと、Sidの脱退に繋がる様な件は婚約が解消されたKelly Osbourneとの問題、そしてTMZが報道したバンドメンバーに対してSidが示した振る舞いの二点。

今年三月、KellyとSidが婚約を解消した際、報道機関によると両者は以前から関係に問題を抱えており、子供の為に関係を続けようと努力していたもの、最終的には別れることが最善の道だと判断した、と発表。2024年のインタビュー記事でも両者の関係にはこれまで何度も浮き沈みがあった事を認めており。息子Sidneyくんの性をWilsonに加えOsbourneも付けるという決定を巡り大喧嘩した事を発言しています。

https://www.eonline.com/news/1396534/kelly-osbourne-details-sid-wilson-romance-journey-after-fight-over-sons-name-change

また、Osbourne家が今回のSid脱退に関与しているという噂もありますが、報道によるとSharonは家族がバラバラになるのを見るのがいやで、二人が復縁する事を心から願っているものKellyが難しいと主張している為Sharonは娘の意思を受け入れ、無理に迫らないよう最善を尽くしていると報道されています。このことから、復縁を望むOsbourne家や平穏な暮らしを望むKellyがSidの脱退に関与することはないとされています。これまでSlipknotではメンバー達のプライベートにおける破局や離婚で解雇する事は無かった事もありSidの婚約解消が解雇の理由になる事は考えにくいです。

https://www.yahoo.com/entertainment/celebrity/articles/sharon-osbourne-hates-seeing-daughter-215600115.html


そして、バンドメンバーに対してのSidの行き過ぎた言動についてですが、Sidは加入する際にShawnに頭突きを食らわせており、Coreyともライブ中に喧嘩し、ライブ外でもCoreyとはファンから受けたプレゼントを巡って殴り合いの喧嘩をしています。ですがShawnとCorey共にSidを弟分の様に可愛がっており、まさに喧嘩する程仲がいい間柄でした。また、Coreyが2016年に脊椎手術を受けた際、最初に彼に電話をかけたのはSidでした。またSidが自宅周辺にて重度の火傷を負った際、Coreyが直ぐに連絡したことをお互い語っていました。しかし、重度の火傷を負った件やライブ中での危険度の高いパフォーマンス等からもSidはどこか危なっかしい人物であり、例え後日の仲直りがあったとしてもメンバーが問題視するミスが幾度もあったかもしれません。

https://www.revolvermag.com/music/see-slipknots-corey-taylor-tear-talking-fistfight-reconciliation-sid-wilson/


Sidは、Shawn、Mick、Coreyに次ぐ古参メンバーであり、セルフタイトル(1999)からの全ての作品の制作に関与し、直近ではLook Outside Your Windowの制作にも参加していました。ライブパフォーマンスにおいても、近年では上記の曲Tattered and TornにてSidのソロパートを作っており、バンド内においても簡単に解雇できるメンバーではありませんでした。このことからも、最近Sidが何かしらのミスを犯した事で即脱退に至ったとは考えられません。そして、脱退報道時においても司会業をこなしたり、スタジオに入って精力的に音楽を制作している事から依存症や健康問題である事も考えにくいとされています。過去にSidが起こした問題が噴出したのか、或いはTMZの報道通りこれまでSidがバンドメンバーに対して起こして来た要求や言動が積もりに積もった問題だったのか。


ここでStacyさんの、メンバー達はいつもチャンスを与えてる、という発言にあるように、もしかしたら最初の脱退報道時にSidには残留のチャンスがあったのかもしれません。この時には、Sidの状況を全く知らされていないメンバーも居たことからも、本当に解雇するのか・しないのか、との話し合いの場や考慮する時間があったとも考えられます。公には発表していない状態であり、ファンは混乱し、報道各社はありとあらゆる記事を書きたてているまさに嵐の様な状況に、Sidにはこれ以上波風を立てる様な言動は慎んでほしいと言われていたのかもしれません。しかし、実際は騒動に乗じてオンラインストアをオープンしたり、残留が決定していないにも関わらずSlipknotメンバーと公言してしまった事でメンバーの怒りを買ってしまったのかもしれません。


そして、Slipknotからの脱退発表では「即刻より、SlipknotはSid Wilsonとの関係を解消いたします」とあり、Sidと早くに関係を絶ちたいという印象を受けます。これは過去にSlipknotから脱退したメンバー達とは異なる言い回しであり、まるで今後何かしらの報道が出かねないからその前に関係を絶ちたいという風に受け取れます。

元ドラムJay Weinbergの脱退発表では「バンドはクリエイティブな判断を下し、Jayとの別れを決断しました。」

元サンプラー・キーボードCraig Jonesの脱退発表では「Slipknotは、Craig Jonesと別れたことをお知らせします。」

JayとCraigの脱退は「別れ」であったのに対しSidとは「直ぐに関係を解消」という言い方にはJayとCraig以上に大きな問題があったのではと思われます。


Shawnは2019年にパーカッションChris Fehn脱退時に受けたインタビューにて以下に発言:

「Slipknotの状況は大きく変わってしまった。俺達は長い事活動しているから必然なのかもしれない。俺達はこれまで一緒にやってきたツアーのクルーを新しくし、新しい家族となってツアーを行っている。この変化は誰のせいでも無いんだ。俺達9人のメンバーが全員ハッピーで活動出来る為にやっている事であって他の人からの影響では無い。俺達も年々歳を重ねているからメンバーの中に心境の変化が起きる事があっても不思議ではないと理解しているよ。数ヶ月前俺達に新しい仲間(Tortilla Man, Michael Pfaff)が出来た。それもまた誰のせいでもなく起きるべくして起きた事だ。人は人であり物事が起きるのは必然だからね。俺は周りの環境が変わる事を決して好んではいないんだよ。別れは辛いよね、でもバンドにはそれぞれの生活が掛かっている事も事実なんだ。俺は人にああしろ、こうしろと指図する事は出来ない、彼等が自分達で選択してやっていっているんだ。俺達は若いバンドじゃないし、そもそもデビューしたのも結構遅かった。だから音楽活動は時に難しい事もあるのさ。多くの人々はバンドメンバーは変わらずに居て欲しいと願っているけど、健康状態、精神状態等色んな要素が絡み色々と障害が出てくるものなんだ。俺達は別に変化に強い訳では無いよ、でも穴が出来ても直ぐに補って活動を続けて行ける能力のあるバンドだと思っている。新しいメンバー(Tortilla Man, Michael Pfaff)には本当に楽しませて貰っているよ。(Chrisが外れる)こういった状況に陥っても直ぐにこのバンドでプレイしたいという人材が見つかる事は本当に恵まれていると思っている。そして新メンバーは毎ライブに190%のパワーでパフォーマンスしてくれているよ。俺達は報道や情報操作によって簡単に崩れてしまう存在だと思っている。俺も取材やファン達の質問攻めに簡単に捕まってしまう事もあるしね、でも外部のメディアやファン達は全てを知らなくても良いと思っている。これはファミリービジネスであって俺達は今でもSlipknotに貢献してくれた全てのアーティスト、元メンバーに感謝している。他界したメンバーの存在は今でもメンバー全員恋しがっている。そしてSlipknotが今後も活動を続けて行くなら俺達はその度応急処置の様に補って活動を続行していくと思っている。俺達は日々ベストを尽くして俺達のファンをリスペクトし活動し続ける事しか出来ない」とメンバーチェンジについて発言していました。


因みに、Sid脱退の投稿がバンドのSNSから削除された件についてはJayとCraigも同じ様に脱退発表後に削除されており、もしかしたらバンドとしてはネガティブな投稿は出来るだけSNSには置いておきたくないので頻繁にチェックしてくれるファンの目に届いたなら即刻削除していくスタンスなのかもしれません。Slipknotとしては一番大事なファン達は脱退ニュースは嫌でも目に入って来るという事を理解したうえで、いつまでも炎上され誹謗中傷的なコメントが続くSNSの投稿は早々に削除するのが得策だ、との判断なのではと思っています。しかし、投稿を見遅れてしまったファンやメディアに対しての返答の為自身が管轄するKnotfestのアカウントには脱退発表の投稿を残しておくという事なのかもしれません。

これまでの元メンバー達の脱退と同様にSidの脱退についても多くは語られないのではと思っています。Slipknotのこれまでの歴史を見てもChrisの脱退は訴訟問題があった事もあり色々と理由等が明らかになった事もありましたが、他の元メンバー達の脱退についてバンドは明確な理由を語る事はありませんでした。


今回のSid脱退劇で一番大きな問題は第三者である報道機関に情報が漏洩してしまった事だったと思っています。恐らく最初に「解雇だ」と言ったメンバーはいたと思われます。しかし、他のメンバーに情報が行き届いていない前にこの情報が外に流れてしまった事はバンドとしては大問題でした。TMZも情報漏洩によって脱退発表のタイミングが分からなくなりパニックに陥ったとありました。その事なのかSidの脱退発表後にSlipknotは大手PR会社Satellite414(Korn、Ghost、Adele、Beyonce、Bad Omens、Hikaru Utada等所属)と契約した事が報じられました。

https://www.instagram.com/p/DcLvtDkCqgv/?img_index=1


Slipknotの近況について、先日RIDE BYNDポッドキャスト番組に出演したJimはバンドは現在ツアー活動を休止し、新しい作品を制作している事を発言。プロデューサーMatt Wallaceと制作しており、Shawnが曲のアレンジを担当。Jim、ドラムEloy Casagrande、パーカッションMichael Pfaffで作曲しアレンジしている事を発言。(31:40)サウンドに関しては、セルフタイトル時の要素は少しあり、雰囲気は多少残るが昔のサウンドに戻る事はない、「ニューメタルみたいのは出てこないよ」と説明。(1:07:25)


またSlipknotはツアー活動を再開した後はスタジアム級の会場でのツアーを予定している事もJimが発言。 (1:06:10)

https://youtu.be/P7cJjrt_IxY?si=MM0F8xU_ilB_wz23


多くのファンと同じく、管理人にとってもSidは大好きなメンバーだっただけに非常にショックでした。これまでライブを楽しませて貰いありがとうございました。こちらSidのベスト動画。

https://youtu.be/fE_Tvo31OxM?si=xQace813-_9e3M1H



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