Thy Art Is MurderからヴォーカリストCJ McMahonが脱退。
9/22/2023
豪州デスコアThy Art Is MurderはヴォーカリストCJ McMahonの脱退、そして今日リリースした新アルバムGodlikeでCJのパートを全て削除し別のヴォーカリストと録りなおした事を発表。
当初Thy Art Is MurderはGodlikeの発売日を9月15日としていたもの先日突然発売日の延期を告知していました。
CJについては、先月自身のInstagramアカウントにてトランスアイデンティティに関して物議を醸す発言があり話題になっていました。既にCJの同投稿は削除済みですが、自身も父親であるCJは、右派の政治コメンテーターであるMatt Walshが共有した動画をシェアしたとされ。その動画では、母親が幼い子供に対して男の子か女の子かを尋ねた際、子供は「両方」と答え、母親は「OK、あなたは両方ね」と応えていたそうです。CJはこれに対し「(女性は)火に焼かれて死ぬべきだ」との発言を添えて投稿。その後、CJの投稿は別のユーザーによって報告され、Instagramのガイドラインに抵触している事が明らかになった為削除されたもの、同投稿のスクリーンショットが出回り問題となっていました。問題になった当時CJは「4人の馬鹿どもから批判されたけど、100人からはあの子供の様な行動から多くの子を守る為に俺に賛同してくれた。でもうんざりだから自分の事をするよ。」と投稿し他のSNSへと移行する予定と発言していました。
しかし多くのメディアが同問題を取り上げた事で批判が高まりCJは数日後に謝罪動画を投稿。同投稿でCJは自身の投稿に気分を害した人々に謝罪。同投稿の意図はどんな形であれトランスジェンダー嫌悪になる事ではなかったが自身の意図がどうであったかはどうでも良いという所まできてしまったと発言。CJはLGBTQ+コミュニティーとサポートする人々に謝罪。また自身はLGBTQ+コミュニティーを支持しているつもりだったが、自身が共有しひどいコメントをした事で、そうでないことも証明された事。自身のトランスジェンダーの友人達には、自身がトランスジェンダー嫌悪と思わないでほしいと発言。そして自身の言動に理解できないバンドに対しても謝罪していました。
バンドはその後トランスジェンダーの旗が描かれた画像と共にトランスジェンダーの権利を支持すると投稿。
そして新アルバムGodlikeの発売日となった今日バンドから以下に発表。
「Godlikeに関して重要なお知らせがあります。Chris McMahonはThy Art Is Murderのメンバーではなくなり、同アルバムにも参加していません。
私達は、この発表が多くの人にとって驚きであることを理解しており、この決定はバンドの完全性と方向性を維持する為になされたものであることを保証したいと思います。
この1ヶ月の間に起こった出来事がこの解雇の原因ではなく、CJの人格と判断力の崩壊を示す症状のひとつに過ぎないのです。小さな言動がゆくゆくは最悪な結末を迎える...手短に言えば、その影響は計り知れません。
彼の持つ様々なイデオロギーに屈しなければ、Thy Art Is Murderを内部から破壊するという脅しをかけられたのです。言論の自由と真実を追求する権利は誰にでもあります。そして言論に伴う結果を受け取る自由もあります。
私達の困難な時期に、皆様のサポートとプライバシーへのご配慮に感謝いたします。そして、数日後に始まるWhitechapel、Fit For An Autopsy、SpiteとのGodlike欧州ツアーを予定通り行い、そこでこの新譜のヴォーカルパートを再レコーディングしてくれた新しいヴォーカリストも連れて行き紹介したいと思っています。
私達の活動の本意は、パワフルな音楽と忘れられないパフォーマンスを熱心なファンの皆さんにお届けすることに変わりはありません。
感謝をこめて。」
残念ながらバンド側とCJの関係は既に崩壊していた様でCJは「今日起きて解雇ニュースをみて知った。そうニュースで知らされた。これだけが真相ではない。明日話すよ。火に焼かれて死ね :)」と投稿。因みにCJの脱退は今回で二回目。2015年にはツアーに行く余裕がないため、自身の家族のサポートを理由に脱退していましたが2017年に復帰していました。
https://www.instagram.com/p/CxggFWeBDzO/
新譜Godlikeに関してですが、製造スケジュールの関係でGodlikeのCDとレコード盤はCJのヴォーカルをフィーチャーしているが、デジタル盤は今のところ新しい謎のヴォーカルをフィーチャーしていると報道。
