Polyphia: Timothy Henson インタビュー at Chain Reaction, Anaheim, CA

 

インタビューに応じてくれたのはPolyphiaでギターを担当しているTimothy(Tim)。サウンドチェック終了後わざわざ時間を作ってくれました。質問内容を予めチェックしてもらう為に事前に質問リストを見せたがTimは「サプライズ感覚で行こう」とインタビューに意欲的。おとなしい感じでライブでも滅多に話さないTimだがツアーや仲間の話題になると結構語ってくれました。非常に礼儀正しく、日本は本当に清潔感があって行って良かったと話してくれたTim、ありがとう。

 

今回のLIT AFツアーは軒並みに完売している様ですね。ツアーは今夜のライブ後はアリゾナとテキサス公演のみです。このツアーで経験したベストとワーストな事を教えてください。

Tim: ベストな事は毎公演で皆の前でプレイ出来る事かな。本当に嬉しく思っているよ。ワーストなパートはまあツアー生活だと浴びたい時にシャワーを浴びれないだとか、狭いツアーバンでの生活になる事ぐらいかな。今回のツアーではトラブルは一切無かったよ。俺達のスタッフが全て完璧に世話してくれ、ストレスの無いツアーだね。

 

オープニングバンドを除いたアーティスト全員がインストバンドですね。彼方自身の考察でPolyphiaはJason Richardson、そしてCovetとどう異なるのか教えてくれますか?

Tim: 今回のツアーに参加している3組はそれぞれ違ったジャンルの音楽をプレイしている、でもインストという共通点はあるかな。Covetはとても美しく穏やかで可愛さもあるギターフレーズが特徴的だよね。Jasonは正にシュレッドマスターだよ。そして僕等も自分達の音楽を持っている。ギターのメロディを軸にグルーヴもあって、ヘビーでもあり、総合的に言えば「賑やか」かな。JasonみたいなシュレッドのギターワークもあればCovetの様な可憐なサウンドにもなる。

 

ツアー中はJasonやCovetメンバー達とのギターブラザーまたはシスターみたいな良い関係が出来ているんでしょうか?

Tim: 勿論だよ。僕等はCovetメンバーとJasonとは大親友で皆で良く酒を飲むんだ(笑)。僕等のドラマー(Clay Aeschliman)とCovetのベーシスト(David Adamiak)は良く一気飲みを競い合っている仲でね。うちのドラマー程飲める奴はいないよ。彼は二秒ぐらいで一本空けてしまうのさ。でもCovetのベーシストはうちのドラマーに勝ってしまったんだよ。信じられなかったね(笑)。僕自身彼の飲みっぷりの動画を撮影してスローで観たんだけどとんでもなく速かった。同じ位JasonとLuke Hollandとも仲良くやっているよ。兎に角このツアーは毎日が楽しいね。

 

最新シングルLITはインストミュージックとEDMが上手く融合した作品だと思います。あの曲を制作する上で大変だった事とかはありますか?

Tim: 曲LITに関してのチャレンジといえばレコーディングでのプロダクションの遣り方を変えた事かな。それまではギター、ドラム、ベースとそれぞれ音を出して作っていたけど、曲LITを作った時は僕達メンバーに友人のDallasを入れ皆でEDMとインストロックの融合とはどうあるべきか意見を出し合いながら作ったね。ここ数年、僕等はEDMとかエレクトロ音楽ばかりを聴いているからその影響もあったんだと思う。サウンドは近未来的でスペーシーな感じで、でもギター等のインストサウンドを前面に押す事を心掛けながら制作したよ。LITを作った経験で何が出来て何が出来ないのかが解ったし、とても実験的な試みだったけれど僕等は曲の出来に満足しているよ。

 

そして、曲LITのプロモーションビデオは音楽とマッチした魅力的な作品ですね。あの映像作品は誰のアイディアだったのでしょうか?彼方達が監督に要望した事とかはあるのですか?

Tim: あのプロモビデオは僕と映像監督のコラボで出来たんだ。始めは単純にピンクとブルー色の顔とパーカーを着て撮影しようと決めていたんだよ(笑)。ピンクとブルーはこのツアーの告知のカラーでもあるし、ツアーのオフィシャルパーカーはブルーとピンクだよ。曲自体がとても愉快な感じだった事もあったから映像も曲にあった物を作りたかった。僕等が撮影場所のミネソタに行ったら監督が凄い照明設備を使用するクルーを紹介してくれてね。バックがピンクでフロアがブルーに瞬時で出来たりと僕等の想像を超えた撮影が可能となったんだ。そしたらそのクルーの1人が良い振付師を知っていると教えてくれてね。僕はダンスの事は全く解らなかったけど、良いじゃない、と振付師に全てを任せてパフォーマンスして貰ったんだ。そして僕等が演奏している映像に付け加えられた落書きみたいな手法は撮影クルーにいた女性インターンのアイディアだったんだよ。彼女としては初めての撮影経験だったけど、積極的にアイディアを出してくれて結果的に彼女の書いた落書きが良いアクセントになったね。撮影クルー全員で作り上げた力作で本当に良い作品になったよ。

こちらから曲LITのPV:https://youtu.be/per9Wz0N-QA

 

去年彼方達は初めての日本公演を行いました。異なるカルチャーとの触れ合い、そして新しい人との出会いはツアーミュージシャンにとっての特権だと思います。日本という国、そして日本で出会った人達は彼方達をどう迎えたのでしょうか?

Tim: 日本でのツアーは本当に素晴らしかったね。僕が滞在した国の中でも最もクールな国だよ。本当にまた行ければ良いなと思っているんだ。日本は本当にクリーンでとても清潔感がある所が最高に気に入ったよ。僕等はツアー活動で色んな場所を周るのが本業のアーティストだからクリーンな場所に居ると本当にホッと出来るんだ。日本の人達は皆礼儀正しく、本当に易しく接してくれてね。後、日本にあるセブンイレブンには最高に美味しそうな寿司もあった事には驚いたね、こっちのセブンイレブンとは大違いだよ(笑)。そして僕等のファンは最高に素晴らしい人達だった。僕等が宿泊するホテルにまで来てくれてプレゼントを渡してくれたり親切にしてくれた。僕等とは言語の違いがあってコミュニケーションを直接取る事は出来なくても彼等は僕等に会えた事を本当に喜んで楽しんでいた。

 

滞在期間はどれくらいだったのでしょうか?

Tim: 滞在期間は4日だったね。一日ライブを遣って、残り3日は全てインタビューばかりだったけどね。でも素晴らしい体験だったよ。

 

日本公演ではベーシストAyumuとギタリストLisa-Xとの共演もありましたね。ゲスト出演は彼方達のリクエストだったのですか?

Tim: 僕等は日本に行く前からAyumuの事も、Lisa-Xの事も投稿動画を通して知っていたんだ。彼等のテクニックはまた別次元だと僕等全員初めて観た時ショックを受けたよ。だから来日公演が決定した時に、だったら日本に住んでいるAyumuとLisaとも一緒にプレイ出来ないかなとリクエストしたんだ。僕等は日本ではSonyと契約しているから、大手だけにリクエストは簡単に通ってAyumuとLisaとの共演は簡単に実現出来たんだ。

 

近い内に新しいミニアルバムを発表出来るとお伺いしました。新しい作品についてお話出来る程度で良いので教えていただけますか?

Tim: 近日発表出来ると思っている新しいEPは曲LITの延長線の様な感じかな。エレクトロ音楽との融合をもっと試した感じでもあるし、808バスドラムを使ったりヘビーなトラップサウンドを試したりもしているんだ。そういった意味では今度の作品はまた賑やかで楽しくアップビートでハードなサウンドになっているよ。

 

このツアーでは多くの公演が完売状態、近々新しい作品も発表するし、今後も新しいツアーが続々と発表されると思います。彼方が2017年のPolyphiaを一言で言い表すと何になるでしょうか?

Tim: どうだろう、君は僕にLITと言わせたいのかもね(笑)。でもLITが一番合ってるかも。今年はLITだね(笑)。LIT(「楽しい」のスラング)は僕等の曲でもあるけど、意味的には不確定だよね、でも本当に今年の僕等はこのツアーがあって毎日を楽しんでいるしこれからも色々と明るい話題を提供出来ると思っているからね。正にLITだ。

 

最後に日本に居るPolyphiaファンに向けてメッセージをお願いします。

Tim: 僕等のファンになってくれて、そしてサポートをしてくれて本当にありがとう。地球の反対側に居る人達から応援されているなんて信じられない事で心の底から感謝しているよ。また皆に会える事を願っているよ。

 

ありがとうございました。今夜のライブ期待しています。

Tim: どうもありがとう。